Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス議会、憲法改正 日本の「女性の地位」は?

 3月4日に、フランス議会は上院・下院両議会合同でベルサイユ宮殿で開催し、女性による「人工妊娠中絶の選択を「自由」と明記する憲法改正を賛成多数で可決した。憲法に明記したのは世界で初めて。パリでは女性たちの喜びの声があがったという。フランス語ではavortement、 英語はabortion

 アメリカでは1973年に「中絶権を認めた判決」を2022年に最高裁で覆した。フランスの女性たちは、こうしたことを恐れて、憲法に明記するように求めてきた。イタリアでは右派政権となり、フランスもマクロン政権後に、ル・ペンらによる右翼政権が誕生した場合には、「中絶権」が危うくなるという懸念がずっとあった。憲法に明記されれば、そう簡単に覆ることはないので、フランスの多くの女性たちにとっては大きな進歩となった。日本は、国民の意見も聞かずに、戦争への道を着々と準備し、憲法を改悪しようとしている。国民を無視する政治がまかり通っている。

 毎日新聞によると、3月8日の「国際女性デー」を前に、イギリスの雑誌「エコノミスト」が経済協力開発機構OECD)に加盟する38か国のうち、29か国を対象に、2023年の「女性の働きやすさ」を比較した結果を発表したと報じた。日本は総合ランキングで、29カ国中27位。「嘆かわしい」と指摘され、「韓国、日本、トルコの女性は依然として職場で大きな障害に直面している」とあったと。後進国

 午前中は植物園を散歩した。確実に春の気配をたっぷりと感じた。気分がいい。河津桜や寒桜などもまだまだ咲いていたが、もう二週間ほどでソメイヨシノやヤエサクラ、枝垂れ桜が一斉に咲きだすだろう。180品種500本の桜がある。