31日(月)ビル・ゲイツが「AIの危険性」を指摘したことが世界的に話題になっている。コンピュータの世界を牽引してきたビル・ゲイツの言葉は重い。彼は言う。「テック業界は、数兆ドルの膨大な投資や利益を守るために、AI の重大な脅威を意図的に隠蔽・軽視している」と激しい警告を発した。彼の警告は、①大規模かつ急進的な雇用喪失 ②悪意ある人への凶暴な力の付与 ③人間関係の希薄化と子どもの発達阻害。ビル・ゲイツはAIの「取り返しがつかない危害」を警告している。
②は、サイバー攻撃の自動化、巧妙な偽情報による選挙の操作や世論の監視に加えて、犯罪者やテロリストが「新しい病原体(バイオテロ兵器)」を開発・悪用することが極めて容易になるという。実際に、現在進行している沖縄の知事選挙で、現知事玉城デニーへの偽情報が公示前に拡散された。発信元は、東京、大阪などが多数を占め、それを阻止することはできないでいるという。毎日携帯電話やコンピュータを使用していると、必ず知らない人から電話や、メッセージが送られてくる。銀行や郵便局を名乗るものや、カード会社などもある。数年前に、銀行口座やカード会社などを整理したので、絶対にありえないメールが届く。こうした偽情報はAIが勝手に作り、不特定多数に配信し、何人かがうっかり偽情報に捕まってしまって、お金がネット上で動いていく。
①についても、ロシアとウクライナの最近の戦争を見ていても、ドローンの活躍が突出している。地上戦になっても、以前のように兵士たちの戦いではなく、ドローンの決戦になっている。どれだけ安いドローンで、数多く飛ばす方が勝利する。日本はそのドローン製造に一役を買っているが、日本は「参戦していない」と言い切れるのだろうか。優れたAIを搭載した先端化した技術戦。原子爆弾を搭載したドローンを飛ばす可能性はいつ何時にもある。ビル・ゲイツは、「犯罪者やテロリストが「新しい病原菌(バイオテロ兵器)を開発・悪用することが極めて容易になる」と警告を発する。
③については、子どもの知的発達のプロセスに、障害が出るというものだ。AIチャットポットと過度に関係を築くことで、社会的発達や批判的思考が養われなくなる。ややっこしい人間関係を築くよりは、AIとチャットするだけで、気楽で、人間同士の繋がりが根底から破壊されると、ビル・ゲイツは指摘している。
いつももやもやと考えていたことを、コンピュータ界のチャンピオンのビル・ゲイツが指摘してくれたのは、嬉しい。
トランプ大統領についてのニュースが届くたびに悲しい思いがする。ワシントンDCにかつて日本が贈った桜を次々と伐採しているという。トランプの趣味のゴルフ場を作るために、「邪魔な」桜をすでに60本も伐採したという。法律に違反する行為だとして、法的に訴えられているということだが、トランプはお構いなしで、さらに伐採を続けるという。なんと大馬鹿な大統領かと思うが、誰も止める人がいないのか。平気で「生命」を抹殺する人が国家の権力者であってはならないと思った。