Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

梅干し作り アメリカの最高裁判決「中絶は違憲」に

 午後からお塩を買いにでた。北大路ビブレはイオンモールに変わった。イオンのスーパはそのままだが、品物の配置が変わっていたので、ちょっと戸惑った。お塩はかつては専売公社が販売して、低価格で一定していた。誰でも手に入るようにという国策だったと記憶している。1997年には廃止されたそうだ。今では色々な地域で生産された様ざまな塩が販売されている。

 梅酢がしっかり上まであがっているので、紫蘇を入れた。紫蘇を洗って、その後決まった量の塩で二度揉みした。結構大変な作業で、時間がかかる。昔の人たちは大量の梅干し作りをしたのだろうから、もっと大変だったと思う。母が元気な頃はよく梅干し作りを楽しんでいた。自分で食べるのは少しなのに、子供たちに食べさせようとしてくれた。ありがたかった。今になってようやく母が何日もかけて梅作りをしていたことが思い出される。

 梅と梅酢を取り出し、梅と紫蘇を交互に入れて、最後は紫蘇で覆った。土用の日に、梅干しをするまでは重石を入れておく。食品を入れている棚の奥にしまっておく。日に当たらない場所なので、いつもの定位置。

  ミントの成長が早い。3、4日に一度は伸びたところを切り取り、挿し芽をしているが、増える一方なので、ミントティーを作ることにした。20本ほどのミントをお鍋で炊き出して作った。とても爽やかな味と香りに癒される感じ。茹でた葉っぱはまだミントの匂いがしているので、小さなガーゼの袋に入れてあちこちの拭き掃除に使った。大原に住んでいたベニシアさんのお庭がNHKで放送され、楽しみに見ていた。自然を愛するベニシアさんは、様ざまなハーブを使って、拭き掃除に使っていた。ローズマリーを袋に入れて、部屋の隅っこにおいたりもしている。バラの鉢の横にはローズマリーを置き、虫を遠ざけている。効き目あり。

 アメリカの最高裁は中絶は違憲であるという判決を出した。時代が逆行している。50年前に中絶の権利を勝ち取った女性たちの意思を覆すことになった。最近では アイルランドでは2018年5月に人工妊娠中絶を禁止する憲法を、国民投票で66.4%の結果を得て、廃止した。1987年7月にダブリン大学で開催された国際学際女性会議では、アイルランドの女性たちが路上で「妊娠中絶を禁止する憲法」に反対したデモを行なっていた。私はそのデモを見たし、中絶をする場合は、隣国のイギリスまで行き、密かに中絶をしなければならないという報告も聞いた。日本では、1948年に母体保護法により妊娠中絶は合法化されてきた。ただし配偶者の同意が必要だった。世界203か国のうち、人工妊娠中絶にあたって配偶者の同意を法的に規定している国・地域は日本を含む、台湾、インドネシア、トルコ、サウジアラビア、シリア、イエメン、クウェート、モロッコアラブ首長国連邦赤道ギニア共和国の11か国・地域のみ。「経済的理由」で中絶ができるのが現状だが、法的には「女性の自己決定権」にはなっていない。192カ国では配偶者同意の規定はなく、中絶が認められている。「産むか産まないかを決める権利」は女性の基本的人権であるという「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に関するに関する健康と権利)」は1994年の国連国際人口開発会議で提唱された概念で、世界的に共通の認識となってきた。それをアメリカの最高裁は時代を逆行させる判決を下した。世界中の女性を敵にまわした。