Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

クレマチスが復活 歯医者とフランス大統領選挙

 午前中ベランダで過ごす。昨年に購入したクレマチスは植木鉢の中で消えていたが、根が残っていたのか、紅白の二本のクレマチスが出てきた。毎日、どんどんと成長していく。シマトネリコの木は細く、真っ直ぐに上に伸びていて、葉っぱはかなり高い所にあるので、シマトネリコの植木鉢の上にクレマチスの植木鉢を置き、シマトネリコの枝に這わしている。毎日どんどん伸びていき、葉っぱを横に広げている。蕾も出てきた。どの植物も勢いよく新しい葉や花をつけている。元気が伝わってくる。

 夕方に予約していた歯医者さんに出かけた。かれこれ40年近くお世話になっている歯医者さんで、お父さんの世代から通っている。お父さん先生はちょうど5年前に亡くなられた。息子先生はお父さんとも長年一緒に働いてこられたが、お父さん先生は入れ歯を作るのが大好きで、歯の治療で患者に痛み感じさせないようにしているのが自慢だった。今の院長先生は、お子さんも歯科医を目指して、大学に通っていると嬉しそうに語っていた。地域に根ざしたお医者さんは家族の延長のような存在で、日常生活も抱え込んでくれる、ありがたい存在だ。帰りに前の家の近くの生協で京都産の竹の子を買った。家に帰ってすぐに、米糠を入れたお湯の中で竹の子を湯がき、薄揚げと一緒に薄味で炊いた。とても柔らかくて、美味しかった。

 「報道1930」ではフランス大統領選挙を取り上げていた。第一回選挙(4月10日)では大統領候補者は誰一人として、過半数を獲得できなかった。それで第二回せんきょ(4月24日)に第一位だった現職エマニエル・マクロン大統領と第二位だったマリーヌ・ル・ペン(極右党)が対戦する。世論ではマクロンがリードしているが、ル・ペンはかなり追い上げている。ル・ペンはNATOから脱退すると言っている。ル・ペンはプーチンとは仲がよく、前回の大統領選ではプーチンがルペンに資金援助をしたほどだった。プランスはNATOでもEUでも重要な位置にいるだけに、この大統領選は重要だ。

 ドイツ、ポルトガル、スペインの首相は異例なことだが、フランス国民にむけて、マクロン現大統領に投票するよう呼びかけている。マクロン氏とル・ペン氏の政策の違いは、①NATOにとどまるか、離脱するか。 ②労働者の定年を65歳にするか、60歳にするか。③ロシアとの関係。燃料問題をめぐって。などなど。

 これまでだと、フランスの大統領選挙には無関心だったが、フランス語を勉強しているおかげで、フランスのニュースにも関心が向くようになった。言葉の力は大きい。