Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2024 年がはじまった 能登半島地震


31日(日)恒例のおせち料理作りの日。もう何十年も作り続けているので、材料はクリスマス頃から、クワイやゴボウ、里芋などの土もの野菜などを少しづつ買いためておいた。お魚やお肉類は30日に購入。31日におせち料理を一気に作った。日本の伝統文化であるかもしれないが、要は作り置き食べ物で、家族が大勢一緒に食事をする文化を継承しているのだろう。クワイはお正月にしか食べない。昔から言われるように、クワイを食べれば出世するとか、黒豆を食べれば、マメに働いて安泰とか、誰も信じない。だがおせち料理は、一年の始め3日間は、「主婦」が食事作りから解放される文化なのだろう。いまは大家族の食事作りに苦労する「主婦」や「嫁」はいないし、料理の宅配もたくさんある。、最後の大掃除は、台所のレンジと流しなど水回り。

 最近はNHK紅白歌合戦は見なくなった。若い人たちの間で人気のある歌は、よくわからない。リズム感が違い、日頃聞くことがないので、思い入れもない。

 1日(月)2024年1月1日。静かな朝を迎えた。小雨が降っているような、降っていないようなお天気だが、10時半ごろから上賀茂神社に初詣。混雑していなくてよかったと思ったが、外国人観光客も結構お参りにきていた。新年を京都で過ごす人も増えたようだ。賀茂川の土手は青鷺が寂しそうにポツリと立っていた。気持ちのいい朝の散歩だった。

 お正月から、ロシアがフィンランドに攻撃をしかけたというニュースを目にした。プーチン大統領は、ウクライナやその他の国に対する戦争から一歩もひかない演説をしたという。日本よりも北にあるウクライナの冬の寒さは想像がつかない。ガザの人々は、日常生活が破壊され、飢えと寒さに苦しんでいるという。早く停戦への道を願う。

       

 午後からお年賀状の返事を書きはじめようとしたときに、テレビ画面は一斉に、石川県の能登半島で大きな地震が発生したことを伝えるニュース報道に変わった。マグニチュード7.6。津波がくるという情報を発信し、市民に早急の避難を呼びかけていた。静止画面が捉えた町の様子からも、家が崩れて土煙をあげている様子や、火事が発生した様子などを捉えていた。その間、京都の我が家でも、二度の地震を体感した。新年で家族が集っていた所に地震が起こった。誰もが予想できなかった。夜の報道番組では、震災の状況を明らかにしていた。あまりの酷さに驚いた。地震は今もなおつづいているという。住民の不安は計り知れない。火災も発生し、消防車の出動も困難で、どうしようもなく被害が拡大している。原子力発電所がいくつかあるが、政府の発表では異常はないと伝えている。