Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2023年を迎えて 日本はどうなる?

 2023年が始まった。恒例の年末のおせち料理作りは意外と早く終わった。いつもの時間に夕食を終え、久しぶりに紅白歌合戦をしっかりと観た。古い世代と新しい世代の歌合戦という感じだった。テーマは「Love & Peace」だったとか。確かに、古い世代の歌手たちは、「愛」や「平和」をしっとりと歌っていた。久しぶりに聞く歌の世界に引き込まれた。若い世代の歌の、激しい踊りとスピードのあるリズムにはなかなかついていけなかったが。NHKは視聴率を気にしているようだが、史上二番目に悪い視聴率だったようだが。私がよかったと思うのは、桑田佳祐が、佐野元春世良公則、Char、野口五郎らとバンドを結成し、コロナ禍やウクライナでの紛争など、世界が混迷している状況を音楽で打破したいというメッセージ性がある曲を披露。大友康平原由子なども加わった良いバンドだった。玉置浩二も37年ぶりに、良い年をとった「安全地帯」の復活もおもしろかった。時代に敏感に反応し、結構なメッセージを発信していたのだと、あらためて感じた。

 2023年は穏やかな一日だった。お料理はしなくてもいいので、のんびりと過ごした。午前中に上賀茂神社に初詣に行く。参拝者はいつもよりは少ないが、それぞれに清々しい気分で、新年を迎えているようにもみえた。コロナとはもうさよならをしたい。年賀状が届いた。高齢者になり、年賀のやりとりをやめる人たちが増えている。Facebookやラインやメールで日頃のやりとりをしている人が増えているので、あらためて新年の年賀が不要になっている。これも時代の推移かと思う。 久しぶりに歩いた賀茂川沿は穏やかだった。キンクロハジロが琵琶湖あたりから飛んできていた。青鷺はいつもいるが。

「こども家庭庁」の財政が十分にないという。「防衛費」には財政の裏付けがないにもかかわらず、莫大な予算をつけた。しかもこれまで多くの国営企業を民営化しておいて、軍事工場を国営化して進めようとしている。学術会議も独立した組織であったのに、国営化して国家の支配下に置こうとしている。そして岸田首相は、訪米してバイデン政権と会談し、「日米」の軍事力強化をアピールするという。国民には、社会保険料の引き上げや、物価高などが押し寄せている。政府は国民に目を向けずして、アメリカや世界に目を向けるのはなぜなのか。ますます日本は沈没していく。