Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

「きょういく」(今日行く)は病院 アップル・ケーキ 貧乏くさい食べ物?

 歳をとると、「きょういく」が病院となってきた。先週、眼科の診察を受けたときに、白内障後遺症のために、レーザー処理をすると言われた。予約は昨日の午後12時30分だったが、早い目に出かけた。処置は痛みもなく、あっという間に終わった。翌日の今日は、処置の効果をみるための診察だった。簡単にすんだ。コロナ禍の中、4年近くは眼科から遠ざかっていた。ドライアイの目薬は内科でいただいていた。目の疲れは老化だと思っていたり、日常生活に不自由はないので、眼科に行くことを後回しにしていた。眼科の先生のお陰で、すごく綺麗な世界が見えるようになった。

 昨夜に歯がぽっろっと取れた。先日、旅の疲れから舌が荒れて歯医者さんに出かけたばかりだった。特別なうがい薬をもらってすぐに治った。歯が欠けてはほおってはおけない。またもや歯医者さんにお世話になる。もう40年近く通っている。先代の大先生から、息子の歯医者さんにお世話になっている。簡単な処置だけしていただいて、来週から本格的な治療になる。もう少し先にはインフルエンザのワクチンを予約している。第7回目のコロナ・ワクチンはどうするかまだ検討中。

 無性にアップル・ケーキが作りたくなった。フライパンで簡単にできるレシピを発見した。本当に簡単だった。ホットケーキミックスの粉と、りんごで作った。少しの水と砂糖とバターでカラメルを作り、その中に薄切りにしたりんごを入れ、フライパンで焼きつける。その上に、ホットケーキミックスと卵と牛乳を混ぜたものを加えて、蓋をして少し焼くだけ。粉に紅茶の葉っぱを混ぜるのを忘れていたので、あとで加えたが、ほんのり紅茶味がでて美味しかった。

            

 お昼から、ベランダで雑草を引き抜く作業をした。カメムシが窓ガラスに毎日へばりついているので、きっとあちこちにいるのだろうと思ったが、なかなか見つからない。サザンカが咲き始めた。あっという間に秋になり、もうすぐ冬が近づいてくる気配だ。椿にも蕾がいっぱい。

  秋田県佐竹敬久知事が四国の酒や料理は「うまくない」「貧乏くさい」と発言したことが話題になっていた。結果は失言を謝罪して、一件落着。ステーキが出ると思ったら、「雑魚天」がでて、「貧乏くさい」となったという。自分ほどの人間には、「ステーキ」で、もてなされるべきが、「庶民の食べ物」=ジャコテンがでて、怒ったということだ。彼の意識のなかに、食べ物に対して優劣がある。私の両親は四国出身なので、じゃこ天は家族中が大好きだった。おみやげには「じゃこ天」が必ずあった。

 いまとても美味しい大根などは、金持ちの知事には、貧乏臭くて食べられないのだろう。つい最近、大根が一本150円だったので、購入した。大根と豚肉を炊いて食べた。大原千鶴さんの料理番組をみていて、それを真似て炊いてみた。大原さんは、豚肉ではなく鶏肉をつかっていたが。とても美味しくたけた。ほっとする味だった。

 ケープタウンに行っているときに、友人が大根を買ってきた。最近ではケープタウンに中国人も移住するようになり、大根が売られるようになった。あまり美味しくない大根だったが、塩もみして、きゅうりと大根の酢和えを作って食べた。友人にすれば、私が大根を喜ぶと思ったのだろう。食生活は大切なもので、お金で測られるものではない。郷土料理や家庭の味は、気持ちを和ませてくれる。ほっとする。