Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

水彩画教室 テレビ番組「ひとりっぽち」地方選挙結果に絶望

8日(土)朝はお天気もよく、いつものように洗濯物を干して、あれこれ朝のルーティンをこなしていた。突然雨が降り出したので、大急ぎで洗濯物を取り入れた。一瞬激しい雨となったが、すぐに小雨になった。午後の予定は特にないので、何をしようかと考えながら机の前に座っていた。その時に電話があった。「おとなの小学校アーズ・ローカス」からだった。水彩画の教室があるという連絡だった。大慌てて出かけた。他の人たちはもう絵具で塗っていた。急いで輪郭をとった。サザエの立体感を出すのが難しい。塗り方に工夫があることを教わった。水彩画の面白いやり方。場所によってはたっぷり筆に水をつけて、濡れている間に色をのせていくと、自然にそれが滲んで広がっていく。場所によっては絵具の載せ方が違うことも初めて知った。影のつけ方が一番むつかしい。

 9日(日)地方選挙の投票日。夜には選挙結果が次々報道されているが、現状を大きく変えるような結果にはなっていない。夜11時過ぎでも、結果はでていない。ついついドラマ「ひとりぼっち ー 人と人をつなぐ愛の物語」を見てしまった。途中でこれは石井ふく子さんのドラマだと思った。これまで何度も放映された「橋田壽賀子物語」と似ていることに気づいた。相葉雅紀演じる杉信也は東日本大震災で両親を失い、年の離れた姉が養ってくれ、大学まで出してくれた。姉は過労による突然死。人生の目標も失い、「ひとりぼっち」になり、心を閉ざしてしまう。そんなある日、彼は友人に誘われ「おにぎり屋」に行く。そこで姉そっくりな店主立花香(坂本冬美)に出会う。ここにはいろんな人がやってくる。「おにぎり」が人と人をむすびつけていく。それぞれが問題をかかえているが、「おにぎり」を食べると、人は不思議と嬉しくなる。人と人を結びつけてもくれる。このドラマの最後に「橋田壽賀子さんに捧げる」というようなテロップが流れた。橋田ドラマに登場していた人たちが、ここにもいっぱい出ていた。橋田/石井の名コンビのドラマだった。セリフもストーリも先がみえてしまっているドラマだったのであまり面白くもなかった。

 選挙結果は関西では「維新の会」が大躍進し、既成の野党政党に票があつまらなかった。これは国政野党の力と比例しているように思った。メディアの扱い方にも問題があるが、地域住民は国政の影響をもろに受けたという感じがする。地域住民の声を聞き、それを地方自治に役立たせる地道な積み重ねが野党に期待できなくなった結果と、はでな宣伝ばかりして、なにか新しいことをやってくれそうな「維新の会」に期待を寄せるのかもしれないと思った。とても暗い気持ちになった。