Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

センダンの花芽 植物園のバラ園 子育て支援 パリ・オリンピック

6日(月)朝の散歩で、自宅から加茂川沿いを下り、植物園まで歩いた。途中センダンの木のところで足を止めた。センダンの木は、四季折々様相が異なるのでいつも楽しい。今日は、花芽がいっぱい出ていた。花が咲いたのを見たことはあるが、こんなに美しい色を見るのは初めてかもしれない。「栴檀は双葉より芳し」という言葉があるように、双葉も美しい。以前住んでいた家の近くの高野川沿いにも大きなセンダンの木が二本あった。植物園には、桜が満開の時に来て以来だったので、桜の木がすっかり緑の葉っぱで覆われていた。季節の移り変わりの早さに少し驚く。お目当てのバラ園では、どのバラも満開になっていた。手入れが行き届いていて、いっそうバラが素敵に見える。

「子持ち様」論争がネット社会で話題になっている。幼い子供を抱えて仕事をしている若い女性に対する、働きづらい社会的バッシングのようにも見える。狭い職場環境の中で女同士の労働の分断を図るような「子持ち様」論争は良くない。「正規勤務者」と「非正規勤務者」の対立も以前にはあった。誰もが働きやすい環境を作る政策論争が必要だと思うが、政府が今打ち出している「子育て支援」がこうした論争を生み出しているのかもしれない。政府は確固たる財政基盤を持たずに、掛け声だけ「子育て支援」政策を打ち出した。その財政を、安易に高齢者の年金や保険制度から捻出しようとしている。子供がいる家庭だけに支援金が出るのではなく、子供を取り巻く環境を整備したり、子育てがしやすい方策を出すべきではないか。子供をめぐって女性が分断されるのではない環境を作っていくのが先決ではないかと思った。

 135年前の、1889年5月6日は第4回パリ万博が開幕し、鉄製のエッフェル塔がオープンした。今ではパリのシンボルとなっている。フランス語を勉強していなければ、こんなことも気にならなかったが。もうすぐ開幕になるパリ・オリンピックでは、エッフェル塔に隣接する公園に仮設のスタディアムが建設され、オリンピック終了後には解体されるという。オリンピックの開会式は、シャンゼリゼ通りから行進をし、コンコルド広場に集合して、開会式が行われる。セーヌ川は、トライアスロン等の競技会場になっている。水質検査をなん度も行い、水質改善を行なっている。最近ではフランスの各地で洪水が起こり、多くの川がセーヌ川に流れ込んでいるので、とりわけ水質検査には慎重だというニュースを読んだ。オリンピック後もパリ市民にとって役に立つような、オリンピック開催準備を進めているという。ホテルなども、オリンピックを理由にして、宿泊料を値上げしたりしないような指導と調査をしたというニュースもみた。日本とは根本的な考え方が違う。なぜだろうかと思った。