Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月1日 手足をもぎ取られた岸田政権、権力構造の強化に「ノー」

 30日(木)とりわけ新しいことはなかった。自民党内の問題だが、幹事長に甘利氏。甘利氏は、献金疑惑で議員を辞めた人。説明は一切せず、秘書の仕業にした人。本質的には安倍晋三氏とまったく同じ体質の人。なぜこんな人を幹事長にしたのか。岸田氏は完全に安倍・麻生の傀儡になってしまった。思わずツィッターに書いてしまった。「自民党総裁選は自民党の宣伝に利用した。岸田氏の背景に安倍、麻生らがいた。最悪の手段を使ってまたもや疑惑隠し、隠蔽工作、権力構造を加担する人を選んだ。なんという自民党か。岸田氏に期待はできない。自民党には期待できない。コロナ対策何一つできない自民党。」

 高市氏は安倍信奉者であり、極右の思想の持ち主であることは誰も目にも明らかだった。彼女はあえて、強力に国粋主義者を演じた。過激な思想の持ち主であるが故に、それを利用して河野氏を「国賊議員」「売国奴」とレッテルをはり、高市氏を支持する「国粋主義の」一般市民や民間組織が怪文書をばらまいた。非常に卑怯なやり方だ。安倍元首相のやり方とまったく同じだ。岸田氏も安倍、麻生体制に取り込まれ、手も足も捥ぎとられ、何もできない総裁になった。本当に憂鬱になった一日だった。

 一瞬の夕焼けは水彩画のように美しかった。ほっとする時間だった。

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 1日(金)今朝からのニュースは台風一色。台風16号が太平洋側の八丈島の南東海上を北上中。かなりの地域が暴風雨域に入っている。最大風速が28メートル。渋谷で10メートル、気温は17.8度。コロナの「緊急事態宣言」が解除されたばかりで、こうした自然の猛威が人々の生活に襲いかかっている。

 午後からは新総裁のもとの自民党内人事、内閣人事について議論されている。いろいろ聞いていると、自民党内の政治権力構造が明らかになり、ますますいやになる。結局は安倍・麻生体制が維持されていくだけだ。

 夜になって、「報道1930」をみた。そこに田崎史郎氏がでていた。安倍氏と岸田氏が何を話したかまで知っていて、とうとうと自民党内の権力闘争を語るのにはおどろく。とにかく、権力闘争のいやな側面を見ているようで、いやになった。自民党はこの総裁選挙キャンペーンのなかで党勢をのばしたので、安泰だというが、どうだろうか。ここでも、甘利氏を幹事長に据えたことが、自民党にとって吉とでるか、凶とでるか。田崎史郎氏は、この自民党総裁選挙で、安倍・菅政権を継承する構造を強固なものにして、自民党票を120%獲得でき、大成功を収めたという。そんなことを認めていいのだろうか。野党には期待できないという。そうした意識を広めるのはやめてほしい。