Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

メディアは? ノーベル文学賞 日本のチーム強し。ボツワナの友人と。

 南アフリカにいるときも、日本に帰ってきても、目や耳に入ることは「ジャニーズ問題」。第二レイプではないかと思うような発言や、記事ばかり。秋篠家の眞子さんの結婚のときもそうだったが、「週刊誌」的興味を煽るような言葉が飛び交うのは、何故なのかと思う。沖縄の人たちを犠牲にして、基地が作られていくことに、メディアは積極的に何か発言しているだろうか。ウィシュマさんの死の真相を明らかにしてほしいと、何か発言しているだろうか。赤木さんの死の原因を明らかにするように、何か発言しているだろうか。安倍晋三氏に忖度して、様ざまに歪められたことを明らかにするよう、積極的に発言しているだろうか。関東大震災に関する歴史的事実を歪めている政府に対して、何か発言しているだろうか。マスコミの取り上げ方は、あまりにも程度が低い。国民全体をそのレベルに引き下げてはいけない。ジャニー事務所がどのような判断をし、どのように問題解決に向けて努力していくかだけが問われている。もっと目を向けるべき問題は他にもたくさんあるだろう。気分が悪くなってテレビを消してしまう。

 昨夜8時にノーベル文学賞の発表があった。2023年度の受賞者はノールウェイのヨン・フォッセさんだった。劇作家で、イプセンの再来とも言われているそうだが、私は知らない。例年のごとく、コンピュータの前に座り、スウェーデン・アカデミーの発表を見守った。私にはわからないスウェーデン語で「ノールウェイ」という言葉が聞こえた。村上春樹の『ノールウェイの森』のことを言っているのかとも思ったが、「はるき」という言葉は聞こえてこなかった。ヨン・フォッセさんは、日本ではあまり知られない存在だが、『ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち』には、触れられていた。どんな基準で文学賞受賞を決めているのだろうかと毎年思う。

 さいたま市議会で、自民党議員団は、子どもを自宅に残して外出することは「子ども虐待」、「子供だけで公園で遊ばせてはいけないl」、「登下校も子供だけではだめ」という条例を議会で通そうとしているという。一人親世帯のことなどまったく考えていないし、「母親が子供の面倒を見るべき」という固定観念に基づいている。子供を安全に守る地域社会を作っていくというのが、政治の役割ではないか。なんだか悲しくなるほど自民党議員の頭のなかが右傾化している。

 夜には、日本の男子バレーがあり、セリビアを征した。男子バレーは観ていても気持ちがいい。強い。そのあと、日本女子サッカーがあり、北朝鮮といい試合をした。結果は4対1で、アジア大会で優勝をはたした。いい試合だった。スポーツの力はすごい。

 ケープタウンにいるときに、ボツワナで暮らす友人の話がでた。たまたまFacebookで友人の甥とつながっていたので、彼にメッセンジャーで友人がどうしているか尋ねた。すると友人の元気な声が返ってきた。「歳をとった。退職して元気にしているよ」と、お互いに。翌日もメッセンジャーにメッセージがきた。デジタル社会のおかげで、遠い国に住む人とも繋がっている感覚大。