Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

習字のおけいこ 生姜ジャム デジタル社会、

 12日(火)午後からお習字にでかけた。「孟軻敦素 史魚秉直(モウカトンソ シギョヘイチョク)」の後半部を書いた。意味は、「史魚(しぎょ)は正直一途に生き、君に従えず自害するという直な人であった。」史魚は紀元前530年頃の人だそうだ。自身の死をもって、君主をいさめた故事として残っている。中国の歴史の深さを感じる。「秉直」の「直」は、文字も古い形で、ものを真っ直ぐに見るということなのか?面白い。

 「習字教室」の近くにある「八百一」に立ち寄った。「野菜は身体、身体は野菜」をモットーにした八百屋さんで、京都の野菜もたくさん売られている。なによりも新鮮なので、お習字のあとよく立ち寄る。大きなサツマイモやニンジンなどが目に入った。二階では、生ハムと生姜のどジャム、市指定のコミ袋を購入。りんごジャムかみかんジャムは家で作るので、ほとんどジャムを購入したことはなかったが、生姜ジャムの名前にひかれた。ヨーグルトに入れて食べてみようと思った。両親の出身地は高知で、いろんな料理に生姜をつかう。ちらし寿司には必ず、生姜とゆずを入れる。生姜が料理の味をピリッとひきたたせる。食欲が落ちる夏には生姜はかかせない。新しいものに挑戦するのは、ドキドキする。

 ニジェールからの電話は、国番号227。携帯電話にかかっていたが、自動的にミュートしてくれた。「詐欺事件」が横行するなか、なんでこんないたずら、迷惑行為をするのだろうか。デジタル社会の弊害だが、携帯電話側がそうした電話をミュートして、つながらないように、ブロックしてくれた。これはデジタルを扱う側の技術進歩と、対応で、すばらしい。

 アメリカの国防総省が12日に5年ぶりに改定したサイバー戦略の概要版を公表した。毎日新聞がデジタルニュースでとりあげていた。

「中国について「国家がサイバー関連産業を管理し、危険なサイバー能力を他国にも輸出し、世界中でデジタル権威主義の台頭を加速させている。軍事衝突に際しては、米本土に破壊的なサイバー攻撃を仕掛ける可能性が高い」と分析。米国の重要インフラや国防産業の関連企業、同盟国などとサイバー防衛で連携を強化するとともに、米軍のサイバー攻撃能力を向上させる方針を示した。」と。

 デジタル社会ははるかに世界では進展している。日本は、マイナンバーカードですら、うまく処理できないでいる。こんな個人のレベルでクリアーできなければ、何の意味も利用価値もない。サイバー攻撃は、現実の地上戦争以上に社会を一瞬にして混乱させる恐ろしさがある。宇宙衛星をつかって、個人の行動も監視できる社会であることを肝に命じて、どんな豊かな「人間社会」をつくっていくのか、いま政治が考えていかなければならないと思う。

 中国国家航天局(CNSA)は現地時間9月7日、中国主導の月面基地計画「国際月面研究ステーション(ILRS)」に南アフリカが参加すると発表したという。すでに何カ国が参加している。Bricsのロシア、中国、ブラジル、インド、南アフリカの5カ国の強靭な協力関係、新たな世界の秩序を変えようとする力と、日本は向き合うのだろうか。