Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

詐欺電話 テレビドラマ「Vivant 」 福島原発の汚染水処理 上関中間貯蔵施設

 はや8月も後半にはいった。あっという間に時間がすぎていく。一日がこんなにも早くすぎていくのに、恐ろしさを感じる。またもや+212・・・の電話番号から、WhatsAppにメッセージが届いた。ネットで調べると、モロコから。なぜこんな偽電話や偽メールを不特定多数に送るのだろうか。やめてほしい。私のメールアドレスは公開されていないはずだ。だが、不特定多数のコンピュータに侵入してデーターを盗み取ることができるし、アマゾンなどで本や園芸用品や食料など、いろんな物を購入しているので、必ずメールアドレスを入れている。電話番号もしかり。

 いま連続テレビ番組で「VIVANT」が放映されている。あまりよくわからない作品で、興味がわかなかった。先日まとめてみると、ストーリが読めてきた。モンゴルの大自然のなかで、人間の欲望や生命力などがさらけだされる。さまざまな情報はコンピュータですぐに検索され、一瞬にして「何者である」かが洗い出される。このドラマの終着点はまだ見えないが、「Vivant」とは何かを考える作品であることは確かなようだ。「生きるということ」辞書によれば、語源はフランス語のvivant からの借用語とある。vivant はvivre の現在分詞でもある。vivreは生きるという意味の動詞。さまざまに解釈できる言葉で、このドラマを最後まで観てから、考えてみたい。すごい俳優たちが出演している。この作品が面白いのは、コンピュータを使って、通信や人の移動などを解析していく高度なプログラミングが、作品の展開に緊張感をもたらす。超近代的でデジタル社会を浮き彫りにするドラマでもあるので、高い視聴率をとっているのかもしれない。堺雅人阿部寛二階堂ふみ二宮和也松坂桃李キムラ緑子林遣都檀れい等など。錚々たる俳優が総出演もすごい。

 岸田首相は、アメリカに行き、バイデン大統領と韓国の尹錫悦大統領と三者会談をし、三国の軍事同盟の結束を固めた。その直後帰国し、福島第一原発の視察にでかけた。「海洋放出は廃炉と福島の復興を進めていくために決して先送りができない課題だ」と記者団に語った。地元の漁業関係者たちとは会わなかった。政府は福島原発の処理汚染水を海洋に放出する方針を許可し、地元の業業関係者の声は聞こうとはしない。「政府を挙げて地元の漁業者に丁寧に説明を重ねてきた。風評や生業の継続への懸念に継続的に寄り添って対応していくことが必要だと考える」と口先では言うが、口癖のように言う「聞く」耳はどこに行ったのだろうか。「丁寧に説明」と言えば、説明できたと思っているのは陳腐すぎる。

 そして、中国電力と、関西電力が共同で、中間貯蔵施設を上関でつくる調査をすることを、上関町長が受け入れた。原発ででる使用済み核燃料を一時保管する場所が中間貯蔵施設であるが、最終処分場となることを恐れている。そして、福島のように海水への廃棄につながるのではないかという懸念もある。核燃料の処理が正しくできない原発に依存するのは、将来人類の破滅につながる。真剣に地球規模で核燃料に依存しない社会へ目を向けるべきではないか。小手先で、福島原発の汚染水を希釈して海洋に放水していいのだろうか。核処理ができないものを作ってはいけない。人類破滅への道へ進んではいけない。