Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

12月2日 植物園と筋トレジムとバラの手入れ

 朝の用事をすませて、植物園に散歩にでかけた。保育所の子供たちがあちこちで遊んでいた。植物園はコロナ感染の心配がなく、広々としていて、格好の遊び場所なのだろう。年配もあちこちでお花をみながら楽しんでいる。寒桜と紅葉のコンストラストも面白い。北門の広場ではビオラの花筒と遠くにコスモスと柳の奇妙なとりあわせ。いいお天気で気持ちのいい朝だった。

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植物園の北門の前にある、筋トレジム・カーブスで一汗流す。月初で、大勢の人が参加していた。初めての密状態。「高齢者」が多いジムでは、久しぶりに出会う友人たちが、大声でしゃべっている。こうした私たちが、東京ではGo To キャンペーンを控えるように言われているのだと思った。一人暮らしや老齢の夫婦で暮らしている人たちがこうして集まってくる。ようやくコロナ禍がおさまりつつあったと思った矢先に、コロナ感染症の拡大。ありがたいことに京都は比較的感染者が少ないので、ようやくジムにも参加者がふえてきたところだ。私自身も6ヶ月は休んでいた。

 東京では、高齢者65歳以上、基礎疾患を持っている人は外出を控えるようにと国からも東京都からも通達がでた。とてもひどい処置だと思う。今日の感染者は東京では500人。そのうち大半は若者や中高年の働き盛りの年齢層だ。いよいよ東京では医療崩壊寸前にあるという。

 昨日は報道1930で「世田谷モデル」が取り上げられていた。児玉龍彦さん(東大先端科学技術研究センターの名誉教授)が世田谷モデルの話をしていた。世田谷区長保坂展人さんが積極的にPCR検査をして、感染拡大を防いでいる例が紹介された。できるだけ多くの人にPCR検査をして、無症状者が感染を拡大しないようにしなければならない段階にあるという。納得した。

 だが、政府も東京都も65歳以上の「高齢者」はGo To Travelを自粛して欲しいという要請をした。感染症専門の先生方はそのような措置ではだめだと言っている。だが、田崎史郎氏のように政府のスポークスマン・ジャーナリストは、Go To Travelとコロナ感染症拡大との因果関係はわからないから、とめる必要はないという。専門家たちはいったんキャンペーンを止めて、感染症拡大を抑えなければ、医療崩壊はもうまじかだと懸念する。

 基礎疾患のある人、がん患者などは毎日の診療治療が必要だ。そういう人たちが普段の診療が受けられない状況になれば、コロナ患者だけでなく、医療崩壊する。こうした事態が間近なことは、すでに3月、4月の段階でもわかっていたはずだ。とりわけ最近では医療への締め付けがきつく、関西だけでも多くの看護学校が閉校になり、看護師養成を怠ってきた。医療統合などをして医療の窓口を狭くしてきた。そうしたつけがきたのだが、誰も予測できなかった事態に直面して、あたふたしている。政策の失敗を露呈させたくないのだろう。いま政府がやるべきことは、医療体制を強固なものにするために、莫大な税金を投入するべきだ。だれも文句は言わない。Go To Travelに行けるような、経済的余裕のある人に税金を使う必要はない。無駄遣い。

 そのうちに、トリアージュをいいだすだろう。「高齢者に警告を発したのに、従わなかったから、コロナ感染しても治療はしない。いずれ短い命なのだから、死んでください」と。命の選別はない。年齢で選別してはいけない。めちゃくちゃな政策には呆れる。なんとかもう少し賢い人が国家の長であってほしい。

 いいお天気だったので、午後からはベランダでバラのお手入れをした。まだ葉っぱは取りたくないので、しばらく置いておくことにした。解体したベンチの背もたれを移動させて、バラの蔓を這わせることにした。来年の春にどんな風にバラが咲くのかが楽しみだ。いま枝を伸ばして蕾をつけている枝はそのままにして、花が終わったら斜めに枝を這わせるつもり。咲いていたバラは切り取り、トイレの隅っこに移動した。

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