Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

4月12日 ベランダに植木鉢をもどす

 マンションの大修繕工事で、西側のベランダの修理が終わった。植木鉢を元にもどした。少しはアレンジしてお花ごとに並べることにした。バラの鉢が少し増えたので、バラ園のつもりでまとめてみた。モッコウバラはたくさんの蕾をつけているが、他のバラたちは、まだまだ蕾は見つからない。

 もう一つの隅には紫陽花をまとめてみた。大きな木はいつもの場所にもどった。部屋の中に一月以上入れていたのは、葉っぱが枯れたり、新しい葉っぱも弱々しかったり。太陽の光とたっぷりのお水が必要だったのだ。「バラのお手入れ教室」に通いはじめて、バラの花の観察がとても楽しくなった。綺麗なお花を咲かせるには、優しい気持ちと愛情が大事なのだと教えられたような気がする。

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 昨日の日曜日も今日も小雨が降り、肌寒いが冬物をしまう決心がつく。今年も一度も袖を通さなかったものもたくさんでていた。それらはそのまましまっておくことに。モンベルのアウターはしばらく前に洗ったが、しばらくは出しておくことにした。30年来のモンベルファンで、軽くて暖かくていいのと、どれも健在でいる。洗濯機で洗っても、びくっともしないすぐれもの。

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 自宅に閉じこもったままなので、時間がたっぷりある。りんごとドライブルーベリのケーキを焼いた。ふっくらとおいしくできた。バラの花を眺めながら、コーヒとケーキを食べるひとときは幸せだが、人と接しないで自宅にこもっている状況は異常だと気づいていなければと思う。

 だから、ケープタウンの友人はバーチャル誕生日会をネット上で開催した。一週間前に案内を受けていたのだが、8時間の時差があり、私は参加できなかった。人と人が分断される状況のなかで、なんとかして人と人がつながっている状況を新しい方法で作り出している人たちがいることに、大きな救いがある。

 今日一番のショックは、ケープタウンの親しい友人James Marshが亡くなったことをFacebookで知った。高校時代に反アパルトヘイト運動に参加し、5年間のロベン島に投獄。その後ドイツに亡命し、ドイツで学び、博士号まで取得し、民主化後の南アフリカに帰国して、大学で教鞭をとり、開発に関するプロジェクトに長年関わった人だ。私はいろいろなことを教わった。最も信頼する人をこんな時になぜ失うのかと悔やまれる。ケープタウンの友人たちは、いまケープタウンは「ロックダウン」中なので、手を差し伸べることもできなかった、お葬式にすら行けないと悔しがっている。同時代を生きた人がどんどん亡くなっていく。コロナが引きがねとなったとしたら、残念だ。