Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

6月16日 バラのお手入れ

 月二回のバラのお手入れ教室にでかけた。8人が参加。久しぶりに出かけた。葉っぱが黄色くなったものを手で取り除く作業。すでに花は終わり、新しい葉や芽がでている。古くなった葉っぱは用を済ませて、次の世代に役割を譲っていく。

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 家に帰り、バラの花と葉っぱを観ていると、葉の裏にカメムシが生みつけた卵を見つけた。ゾッとした。今年はカメムシの発生が多くあり、あちこちで農作物の被害があるという。杉や檜を好むらしく、それで京都では北区に大量に発生するのだと、納得した。少し前にはバラの葉の裏にバラハタマバチの卵が見つかった。加茂川沿いのベランダには、いろんな虫やハトが飛んでくる。梅雨に入り、害虫との戦いが始まった。

新型コロナウィルスとの闘いは、目に見えないものとの闘いなので、やっかいだが、虫が生みつけた卵は目に見えるので退治はできる。

 Bookcover challenge Day 3: "Question of Power" by Bessie Head 

ベッシー・ヘッドの作品は私に衝撃を与えた。自立的な人生を選びとることの重要性を教えられた。

 44年前の今日、6月16日は南アフリカのソウェトというところで、高校生たちが教育言語がアフリカーンス語と英語であるという支配者の言語を押しつけられたことに対する抗議行動を起こした。「ソウェト蜂起」と呼ばれる。そのことがきっかけとなって、南アフリカじゅうで若者たちのアパルトヘイト体制に対する抗議行動が生まれた。生命をかけての闘いだった。

 2006年6月16日、私は南アフリカケープタウンで若者たちの集会にでていた。すでに南アフリカは人種差別、アパルトヘイトが廃止され、民主国家になっていたし、民主化後に生まれた子供たちが大勢参加していた。「ソウェト蜂起」で生命を失った若者たちの闘いを知らない。それを大人たちが若い世代に伝え、歴史を振り返る機会としていた。とても感動的な集会だったことを今でもはっきりと覚えている。Facebookでは、南アフリカの友人たちは今日は、国民の休日で「青年の日」で、44年前に起こった出来事について語っている。それぞれの人たちが歴史を作ってきたことを証言する。

 梅雨に入り、蒸し暑さで身体がシャッキとしない。唯一ベランダに咲いた紫陽花が慰みだ。

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