Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス語の勉強会 「統一教会」と自民党 閣議決定は立法府国会を無視

 午前中、フランス語の勉強会があった。オンラインで初めて顔合わせがあった。7人が参加。私を含めて、新しく2名が加わった。他にも今日参加していない方がおられるようだ。もう10年近く続いていて、『星の王子様』からはじめて、今回11冊目の作品。Christian Signolの ”Pourquoi le ciel est bleu"を読むことになった。久しぶりの再開で、新しい作品に取りかかるのと、新しいメンバーを迎えたので、かなりの時間雑談が続いた。もともとは京都外国語大学の生涯教育の一環としてシニアのための外国語(フランス語)講座のメンバーで集まって、読書会が始まったようだ。私も含めて、かなりの年齢の人たちが集まっていた。新しい刺激。来週の読書会の担当者を決めて、終わった。

 「ミヤネ屋」では「統一教会」と自民党議員の政治との関わりが議論された。有田芳生さんと田崎史郎氏がゲストとして出演。レギュラーとして本村健太郎弁護士がいた。有田氏の発言は、これまでの聞き取り調査に裏付けられたもので、全てが納得できた。すでに様々な所で発言したり、書いてきたという。本村弁護士は法律を扱う専門家として、「統一教会」に対してはやや興奮気味だが、はっきりと法律違反を強行してきた団体で、文科省が「宗教団体」として容認してきた責任は重いと発言した。政治の力が働き、文科省が容認したところに問題があると。こんなにはっきりと発言する人なのだと再認識した。それに対して、田崎史郎氏は「自民党」の腰巾着と言われているほどで、自民党政治を擁護したり、自民党しか知りえないような情報を流してきた。今回ばかりは、具の根も出なかった。

 自民党茂木敏充幹事長の名前でアンケート調査を始めた。「統一教会」の会合への祝電、メッセージの送付、会合出席、会費支出など8項目の質問事項を配布した。今日の記者会見では、これは調査ではないと繰り返し強調した。アンケートは調査とどう違うのかは曖昧にした。調査すれば、それに基づいて処罰なり、一定の措置が必要になる。それを避けるためなのか、このアンケートは「点検」で、絶対に「調査」と言わなかった。アンケートは調査ではないのかと誰でも思うが、頑なに「点検」と通した。子供じみた態度に思わず、笑ってしまった。自民党と「統一教会」と関係の深さを必死で隠そうとしている。

 「報道1930」では「国葬」と「国葬儀」をめぐって議論。野田毅自民党衆議院議員立憲民主党辻元清美氏が出演。ジャーナリストの後藤謙次氏。自民党をぶっ壊すと威勢よく郵政民営化をした小泉小泉純一郎総理から始まったが、「自民党をぶっ壊す」と叫んで、国会を縦にとって実行してきた。安倍政権からは、何事も閣議決定憲法の解釈をねじ曲げたり、防衛に関する予算を増額したりしてきた。重要な問題は国会の議論を経ないで、閣議決定してきたという。その流れの中で岸田首相も安倍晋三氏の「国葬」を閣議決定したが、多くの批判や反対の声が高まる中、「国葬儀」と言葉を変えて、ごまかそうとしている。立法府の国会を無視したやり方には、批判が集まった。今日の議論は納得がいった。

レモンの葉に卵が 平井文夫氏の発言はひどい プーチン大統領の思惑は

 朝から小雨が降り続く。一旦は洗濯物をベランダに干したが、しばらくして取り入れて、お風呂場に干し直した。バラたちはあちこちの枝から毎日咲いている。レモンの伸びた枝から新しい葉っぱが出ていて、毎日大きくなるのがわかる。これまで一度もやったことがなかったが、レモンの若葉に産みつけた卵を毎日摂り続けている。もう卵はないと思っていても、毎日どこからか現れる。カイガラムシとアゲハの卵だと思うが、厄介なので、見つけ次第チッシュで拭き取る。最近バラには虫が飛んでこなくなった。しっかりと見張っているせいかと思うが。今日の花たち。

 フジテレビの解説委員平井文夫氏は、 FNNプライムオンラインで、特集「平井文夫の言わねばならぬ」で、昨日「安倍晋三さんのどこが国葬に値しない政治家か誰か教えてくれ」と書いた。私は以前から彼の発言には問題を感じていた。根拠や資料のないデマ発言を取り上げて、嘘っぱちな発言をしてきた。平気で嘘がつけるジャーナリストだと思っていた。あまりにも傲慢な態度に嫌悪感を感じていた。フジテレビが彼の言動を許し続けるのは、フジテレビの同じ体質があるからかと思ってきた。

 平井文夫氏はこう書く。「霊感商法や高額のお布施は問題だが、多額の寄付を要求する宗教団体も他にもたくさんある。政治と宗教の問題を国会でじっくり話し合うのはいいと思うが、今回の国葬と結びつけるのはおかしいのではないか。また「モリカケサクラ」の問題が未解明だとして、「安倍氏の評価はまだ定まっていないから国葬はダメだ」と言う人もいるが、安倍氏の業績とモリカケサクラを同列に扱うのはさすがに無理があると思う。(略)立憲も共産も国葬に来てもいいし来なくてもいい。でも邪魔するのはやめてくれ。一部メディアも含めみなさん、どうかもう少し静かに安倍さんを送りませんか。」

 平井氏はことの本質を理解できない、うわっ滑りなジャーナリスト、週刊誌記者的な発言ばかりする。「あなたの発言で、社会の動きに邪魔するのはやめてくれ」と言いたい。

 「報道1930」では、ウクライナ侵攻とロシア・プーチン大統領について議論。先日の車事故で亡くなった極右思想家の娘ダリアさんの事件について議論。誰の犯行か。①ウクライナ犯行説。②反プーチン勢力犯行説。国民共和国軍(NRA)が犯行声明を出した。③プーチン氏の自作自演説。諸説がある様だが、プーチン大統領はロシア内の右派(極右)が「もっと国挙げて戦え」という勢力を弾圧しようとしたのではないかと、捉えている。①はありえないと。では、プーチン大統領が最も恐れているものは何か?ロシアでは戦争報道が極端に減少しているのは何故かと議論があった。国民が見ている風景の中から戦争を薄れさせる傾向にある。右派からも左派からも批判されない様なニュースが流されているという。プーチン大統領は、2024年の大統領選挙でも勝利したい考えで、ウクライナ侵攻はその鍵となる。情報操作をし、批判の火の粉が飛んでこないように神経をとがらせている。

コロナ感染拡大し続ける ゴルバチョフ氏死去 国際会議でのロシアの態度 

 今日のコロナ感染者数は、京都府で4,542人、京都市で2,830人。昨日は京都市内で1,376人で減少していたと思ったが、今日は元に戻って増加している。何故収まらないのだろうか。政府は「全数把握」をやめると言っているが、多くの部署からブーイングが出ている。その根拠が納得いかないからだ。無症状のコロナ陽性者は買い物に出かけてもいいという。無症状でも感染者がスーパーやコンビニに出かけると、多くの人と接触し、ウィルスが拡大するのではないかと疑念する。マスクをしていれば大丈夫と言えるのだろうか。もうすでに感染経路も調べていないので、スーパーはすでに感染場所になっているかもしれないが、そんなことを言えば社会生活はパニックになる。学校もそうだ。無症状でも感染者が出入りしているとなれば、パニックにならないだろうか。

 自宅待機している陽性者は、食料品の確保が難しいのはよく理解できる。一人暮らしや、高齢者であれば大変だと思う。自治体などから配給される食料がきちっと届かず、大変な思いをしていることはすでにメディアが取り上げている。地域やコミュニティがそうした人たちを支えるシステムは全くできていない。第七派のコロナ感染拡大が止まらないが、重症者が増えていないので医療体制は大丈夫だと言っているが、現実には軽症者であっても、突然病状が悪化して重症者になったり、自宅で死亡する人たちが増えている。コロナ感染症を普通の「風邪、インフルエンザ」扱いになれば、PCR検査も、抗原検査も受けなくなり、病院に行かない人が増えるだろう。そして、感染が爆発的に拡大するのではないかと思う。財政的に大変だというならば、軍事費の拡大、「国葬」などへの出費、オリンピック運営費が示すような莫大なお金の流れ、等などをきちっと監視し、おさえていけばいい。国民の命と生活を第一に考える政治であれば、コロナ感染症も抑え込めると思う。以前から議論されてきた、仮設医療テントやPCRなどの検査所を何故作らないのだろうか。外国のワクチンを購入しないで、日本製のワクチン開発を支援し、コロナ下で生活が困難になった人たちへの支援を最優先しないのか。政府はコロナ対策を放棄している。莫大な国費を使って「国葬」などしている場合ではない。

 ゴルバチョフ氏が91歳で亡くなった。「ペレストイカ(改革)」と「グラスノスチ(情報公開)」を実行し、冷戦時代を終わらせた。プーチン大統領が今やっているウクライナ侵攻は、ゴルバチョフ時代の政策とは真逆で、歴史を逆行させるものだ。プーチン氏の考えを真正面から批判して、彼を糾す人や国はないのだろうか。

 インドネシアで開催されていたG20=主要20ヵ国の環境と気候変動問題・閣僚会議が31日に終了し、ロシアと欧米各国の対立が鮮明となり、共同声明が出せなかった。8月1日から4週間にわたって国連で開催されていたNPT=核拡散防止条約の再検討会議は、最終日になって「最終文書」の草案のウクライナ情勢をめぐる文言にロシアが反対したことで、合意に至らなかった。ロシアは世界から孤立してまでも、何故ウクライナを占領したいのか。たくさんの人の生命を奪っていることをどれだけ認識しているのだろうか。

友人からの便り フランス語の小説に挑戦 陸上自衛隊儀仗隊の参列

 ケニアの友人から国会議員に再選されたというメッセージが届いた。40年来の知り合い。最近に大統領選挙があり、大接戦で負けた方は、異議を唱えあちこちで暴動が起こっているというニュースは知っていたが、国会議員選挙を気にかけていなかった。友人は、10年前には国会議員に選出されたが、二期目には落選していた。今回の選挙で返り咲きしたようだ。よかった。

 もう一つの便りは、先日読んだ著書の感想をメールすると、その返事に、その著書の中に入れなかったエッセイが郵パックで送られてきた。生い立ちや育った環境やらを背景にしながら、どのように「イギリス文学」と向き合ってきたかの背景がよくわかった。NHKの番組でよく観る「ブラタモリ」や「ファミリーヒストリー」を思わせる、興味深い「ストーリー」がたくさん詰まっていた。「文学」の原点のようなものを知る思いだった。友人や知人たちの直のニュースや「来し方」が、一番嬉しい活力となると思った。コロナ禍でなければ、ケニアでも、日本のどこであれ、直接に会って、一緒にお食事でもしながら、おしゃべりができるのにと思った。とても時間を損している。

 フランス語の小説、Christian Signol,"Pourquoi le ciel est bleu"(なぜ空は青いのか)がフランスから届いたので、読み始めた。P.371もある大部の小説とは知らなかった。先祖とのつながりを求めて旅する物語。まず自分の出自を知るために、お爺さんのお墓を探しに出かける。だが、見つからない。お墓がある小さな村Saint-Vincent-le-Paluelへの旅から物語が始まる。馬小屋、藁とかの言葉を辞書で調べながら、少しづつ読み進める。学生時代に戻ったような気分。頭の体操にはなる。

 30日の朝日新聞デジタルによれば、浜田靖一防衛大臣閣議後の記者会見で7月の安倍元首相の「家族葬」で陸上自衛隊の儀仗隊が参列した「ご遺族の意向を伺った上で実施」したことを明らかにした。当時の防衛大臣安倍晋三氏の実弟岸信夫氏。憲法に違反しないというが、極めて私物化としかいえない。儀仗隊は自衛官で編成され、天皇や首相、国賓らに敬意を表する儀式などで行われるものだという。こうしたことも国会で議論して、決定されるものではないのか。防衛省によると、儀仗隊の家族葬への参列は、自衛隊の最高指揮官だった安倍氏に対する防衛省自衛隊による弔意表明の一環だったという。遺族の意向を確認し、自衛隊法6条などに基づいて儀仗隊の参列を決定。遺族の誰の意向だったのかの取材に対しては、「回答を差し控える」だった。「ご遺族のご意向と、弔意を表したいという私たちの考えが相まった。社会通念上許される」と防衛大臣はいったという。

 「国葬」の費用に関しても、2億5000万円までは明らかにしているが、全体でどこまで跳ね上がるのかは言わない。先の「家族葬」で、儀仗隊や警備にいくらかかったのかは、明らかにしていないが、明らかに国費がかなり使われた。安倍元首相と「統一教会」との関わりはどのようなもので、「統一教会」に関して安倍元首相と自民党議員との関係がどの様なものであったのかは、メディアも岸田政権も取り上げないのは何故なのだろうか。「死者」の「悪口」を言わないのは、「日本の美徳」だからなのか。元凶はそこにあったはずだ。

  今日のバラとレモンの木。レモンの若葉にいる虫の卵を毎日とる。

大原の朝市 神戸三宮の水族館 制御不能の岸田政権

28日(日)恒例の大原の朝市。お花と空芯菜などの野菜を購入した。いつも大勢の人たちが朝早くから、空気のいい朝市に集う。自然の恵からいっぱい新しいエネルギーをいただくような気分になる。この前に購入した生で食べる南瓜は、とても美味しくて、いつもパリパリと楽しくいただいている。「コリンキー」という名がついていることをネットで知った。2002年に日本で品種登録されたとのこと。普通の南瓜は熟してから食べるので、皮が硬いが、「コリンキー」は、皮も柔らかくで実も一緒に食べるので、コリコリしていて美味しい。いっぱい栄養が詰まっているような気になる。

 橙色のケイトウオンシジューム、リンドウを購入。色々と取り合わせてみた。

 

 娘と上の孫と三人で神戸三宮に新しくできた水族館アトアに行った。ここのコンセプトは、ホームページによれば、「幻想的で独創的な世界を感じる。。。。洞窟、精霊の森、宇宙などで幻想的で独創的な空間の中に展開されています。」とあった。私は普通の水族館が好きだったので、それを期待していた。独特の雰囲気があった。三宮の水族館は神戸第一突堤の開発から生まれた。大学を卒業したあと、しばらくこの近辺で仕事をしていたので、懐かしい場所ではあった。昔の面影は倉庫や荷物運搬用の引き込み線が少し残っていたが。

 日本では海辺の町に出かけると、水族館をよく訪れた。日本には結構水族館がある。子供の頃から何度も訪れていた須磨海浜水族館を初めとして、鳥羽の水族館、城崎マリンワールド琵琶湖博物館桂浜水族館、品川水族館、池袋のサンシャイン水族館沖縄美ら海水族館京都水族館など。京都水族館は何年かは年間会員となり、何度も訪れた。海外でも水族館へはよく足を運んだ。植物園と水族館は一人で時間を過ごすにはとてもリラックスできる場所だった。三宮の水族館アトアは、昨年の10月に開園したばかりで、娘は2枚のチケットをどこかからいただいようで、誘ってもらった。関西ではコロナ感染拡大が止まらず、長時間乗り物に乗るのを避けて、新幹線で京都から新神戸まで、28分間を利用した。ちょっとした旅行気分になった。久しぶりの神戸をぶらぶらして、リフレッシュできた。母が元気だった頃には、よく神戸の実家を訪ね、三宮もブラブラしたが。母が亡くなった後は、神戸は遠い場所となっていた。

29日(月)岸田内閣支持率が急落している。一つは「旧統一教会」と自民党議員との関係が次つぎと明らかになり、信じられないような対応が急下落を招いた。岸田首相の指導力のなさも露呈。国連加盟国195ヵ国(日本を除く)に「安倍元首相国葬」の招待状を送ったという。なぜ世界中に参列を呼びかけるのか。もっと冷静に安倍元首相がどのような政治家であったかをしっかりと検証しなければならないのではないか。「首相」を長年やったことが功績なのか。「国葬」を外交の道具にするのか。フランスはマクロン大統領は来ないで、代理者を送ることになったという。日本はセコイ国だ。

 国葬の費用は、国会の決議を経ないで、政府の「予備費」から拠出される。2億5千万円。警備費などは計上されていないので、実際にはいくらになるかはブラック。立憲民主党安住淳国対委員長は、自民党の高木毅国対委員長と会談し、安倍晋三元首相の国葬を巡る閉会中審査について、岸田首相の出席を求め、国葬実施を決めた根拠を説明するよう要求した。「国葬」反対の声が徐々に大きくなりつつある。岸田首相がコロナに感染したことですら、危機管理の甘さと批判されている。どさくさに紛れて、原発再開しようとしていることも、国民はだまっていない。制御不能な内閣になりつつある。

 安倍元首相と「統一教会」の関係は明らかだが、どのようなものだったのか、岸田首相は語らない。森友、加計、桜を見る会などについての疑惑についても岸田首相は語らない。こうした問題は、首相期間が長期であったことで、全て帳消しになるのだろうか。

今日のお花たち 『学恩と友情を糧に』を読んで トロントにいる孫 フィッシング詐欺メール

 今朝は風を少し爽やかに感じた。バラの病気が止まらない。しばらく黄色くなった葉っぱをむしり取った。ムクゲは三つ花をつけていた。一日花と言われるくらい、勢いよく咲いたかと思うと、すぐに散ってしまう。この儚さが尊いとして茶花として使われるとか。またムクゲは韓国の国花だとか。この暑い時期に、元気よく咲いてくれる花たちは嬉しい。赤いバラも好きだが、ピンク色のバラは心を穏やかにしてくれる。

 

 風呂本武敏著『学恩と友情を糧に』を読んだ。6月の初めにご著書をいただいておきながら、お礼状も出さないままだった。とても心苦しい気持ちでいたが、なかなか読むことができなかった。神戸大学国際文化学部で長いこと教鞭をとられ、定年退職後には愛知学院大学文学部でも教えておられた。京都大学で英文学を学んでから、ずっと英文学を教える50年近くの年月で、そのとき折々に出会った先輩や後輩たちと関わる中で、「英文学」研究を通して、生き方を確立された奇跡が描かれていた。私自身は英文学からは程遠いところで別世界の文学と対峙してきた。その向き合い方は風呂本先生から学ぶところは大きかったと思う。感謝。「文学研究」は人間や社会のありようと無縁ではないことを改めて教えられた。

 カナダのトロントに語学研修に出かけている孫からお土産に何がいいかと聞いてくれた。即「メイプルシロップ」と応えると、「地方へ出かけた時に、お店の人が作ったという自家製メイプルシロップを購入した」と返ってきた。週末にはモントリオールやナイアガラの滝などに小旅行を楽しんでいるようだ。ようやく大学生らしい生活をエンジョイしているようで、ほっとした。娘は孫の居場所を携帯電話で確認しているようだ。ホームスティ先の家にちゃんと帰り着いているか、学校に出かけられたかとか。便利な時代になったが、なんだか行動が誰かに「監視」されているかのようである。ロシアではいとも簡単に政府の要人の暗殺や非業の死が横行しているのは不思議ではないと思った。

 今日の朝日新聞デジタルによると、今月初旬にアメリカの下院議長ペロシ氏の台湾訪問前後に、大量のフィッシング詐欺メールが送りつけられていたことを明らかにした。使われたプログラムから中国発の可能性が高いとみている。トランプ元大統領や橋下徹大阪市長などは、Twitterを利用して私的見解を発信し続け、多くの虚偽を拡散した。嘘とは知らずに、信じた人たちが大勢いた。デジタル社会の恐ろしさや落とし穴がある。悪意や気晴らしからこうした犯罪を軽い気持ちでやってしまったり、意図的に利用したりする人たちがいる。社会は科学技術の進歩をしているが、人びとを貶めたり、扇動したりする嫌な社会になった。

安倍元首相の「国葬」に疑問 毎日バラが咲く 機密文書持ち出したトランプ前大統領

    安倍元首相の国葬は、2億5000万円で行われる。警備やその他の様ざまな経費は計上されていないので、全体でどれだけの規模になるのかわからない。「国葬」の意義について、国外での安倍元首相に対する評価が高いために、国外からの来客を利用して外交がやれるとしている。6000人規模だという。国葬にすることに賛否両論があることを踏まえて、松野官房長官は 地方自治体にも教育委員会にも協力を求めないという。であれば、国葬にする必要はない。だが、後になって地方自治体や学校などで反旗をあげたか、あげなかったかを調査するのではないか。「自主的に」というのが全く恐ろしい、踏み絵となる。有田芳生さんは、「ミヤネ屋」テレビ番組に出演して、「なぜ自民党葬とか、国民葬ではいけないのか」と疑問を呈した。誰でもそう思っている。

 山際大志郎経済再生担当大臣は、「統一教会」との関わりについて、のらりくらりと逃げてきた。ネパールでの「教団」イベントに出席していたが、資料がないからわからないと、逃げた。一年毎に資料は処分しているので、わからないとも言った。もしそうであるならば、大問題である。資料や記録は重要であるし、どう議論を積み重ねているかプロセスを記した文書は重要。海外の会議に出かけることは、忙殺の中で忘れ去られるものではない。特別な機会である。それを「記録」がないから、わからないと誤魔化した。その誤魔化しがあまりにも幼稚で、悪質なものだ。だが、ついに「統一教会」との接点を初めて認めた。嘘をつくことで何を守ろうとしたのだろうか。

 今日も一日自宅にいた。午前中はお花の水やりと家中にある花瓶の水換えをした。夏のお花は花瓶の中で煮えているのではないかと思うほど、傷みやすい。冷たい水を求めている。仕事部屋にキーボードを移したので、毎日ピアノ曲を弾いて楽しんでいる。以前は弾けたのにしばらく遠のいていた曲は、指が忘れている。昨日筋トレジムに行く途中で、ふと掛け算が頭をよぎった。7X8=?とか9X6=?と咄嗟に出てこなかった。頭を使っていないと、脳が老化しているのではないかと不安になった。九九をゆっくりと思い出しながら、口ずさんでみた。子供の頃のようにすらすら出てこない。一人暮らしになった母の友人が、新聞のコラムを声を出して読んでいるという話を聞いたときのことを思い出した。夫とは食事の時にテレビを観ながら、あれこれと話をすることがあるが、1日の大半はそれぞれの部屋で、声も出さずにコンピュータやテレビと向かい合っている。キーボードを弾く時も声を出さない。声を出さなければ、脳が衰えていくかもしれないと、少し不安になってきた。

 「報道1930」では、トランプ氏の私宅からFBIが機密文書を押収したことについて議論。捜索のための宣誓供述書がまもなく公開される。ほぼ黒塗りで出てくるのか、誰にも予想ができないが、アメリカ国民の世論の多くは、「宣誓供述書」を明らかにすることを望んでいる。この報道の5時間後にそれが明らかになるようだが、トランプ支持者たちが何をするかわからないと警戒する。すでにトランプ前大統領の周辺で内戦を仕掛けているという。なぜトランプ氏は、暴力を肯定したり、煽ったりするのか。政治的問題の解決に、民主党共和党支持者共に、「暴力を使っても良い」、「国や民主主義を脅かす政治家を暗殺してもいい」に賛成が、40%超えだった。(「暗殺」賛成は共和党支持者は34%。)恐ろしい結果だ。SNSで強い言葉で憎悪、暴力、内戦などを煽る結果につながっている。そうした状況を作り出したのがトランプ前大統領。議会などでの民主的な議論をベースにして政策を決定していくのではなく、SNSでトランプ氏は独自の意見を流して、若者の行動を煽ってきた。トランプ氏の狙いは次期大統領選挙に出馬して、返りざくストーリだ。こんなめちゃくちゃな人を大統領に祭り上げようとするアメリカ国民の異常性を疑う。法治国家ならば、FBIが押収した機密文書の持ち出したトランプ氏に対して法的処罰をしてしてほしい。それができるアメリカかどうかに期待したい。