Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

友人からの便り フランス語の小説に挑戦 陸上自衛隊儀仗隊の参列

 ケニアの友人から国会議員に再選されたというメッセージが届いた。40年来の知り合い。最近に大統領選挙があり、大接戦で負けた方は、異議を唱えあちこちで暴動が起こっているというニュースは知っていたが、国会議員選挙を気にかけていなかった。友人は、10年前には国会議員に選出されたが、二期目には落選していた。今回の選挙で返り咲きしたようだ。よかった。

 もう一つの便りは、先日読んだ著書の感想をメールすると、その返事に、その著書の中に入れなかったエッセイが郵パックで送られてきた。生い立ちや育った環境やらを背景にしながら、どのように「イギリス文学」と向き合ってきたかの背景がよくわかった。NHKの番組でよく観る「ブラタモリ」や「ファミリーヒストリー」を思わせる、興味深い「ストーリー」がたくさん詰まっていた。「文学」の原点のようなものを知る思いだった。友人や知人たちの直のニュースや「来し方」が、一番嬉しい活力となると思った。コロナ禍でなければ、ケニアでも、日本のどこであれ、直接に会って、一緒にお食事でもしながら、おしゃべりができるのにと思った。とても時間を損している。

 フランス語の小説、Christian Signol,"Pourquoi le ciel est bleu"(なぜ空は青いのか)がフランスから届いたので、読み始めた。P.371もある大部の小説とは知らなかった。先祖とのつながりを求めて旅する物語。まず自分の出自を知るために、お爺さんのお墓を探しに出かける。だが、見つからない。お墓がある小さな村Saint-Vincent-le-Paluelへの旅から物語が始まる。馬小屋、藁とかの言葉を辞書で調べながら、少しづつ読み進める。学生時代に戻ったような気分。頭の体操にはなる。

 30日の朝日新聞デジタルによれば、浜田靖一防衛大臣閣議後の記者会見で7月の安倍元首相の「家族葬」で陸上自衛隊の儀仗隊が参列した「ご遺族の意向を伺った上で実施」したことを明らかにした。当時の防衛大臣安倍晋三氏の実弟岸信夫氏。憲法に違反しないというが、極めて私物化としかいえない。儀仗隊は自衛官で編成され、天皇や首相、国賓らに敬意を表する儀式などで行われるものだという。こうしたことも国会で議論して、決定されるものではないのか。防衛省によると、儀仗隊の家族葬への参列は、自衛隊の最高指揮官だった安倍氏に対する防衛省自衛隊による弔意表明の一環だったという。遺族の意向を確認し、自衛隊法6条などに基づいて儀仗隊の参列を決定。遺族の誰の意向だったのかの取材に対しては、「回答を差し控える」だった。「ご遺族のご意向と、弔意を表したいという私たちの考えが相まった。社会通念上許される」と防衛大臣はいったという。

 「国葬」の費用に関しても、2億5000万円までは明らかにしているが、全体でどこまで跳ね上がるのかは言わない。先の「家族葬」で、儀仗隊や警備にいくらかかったのかは、明らかにしていないが、明らかに国費がかなり使われた。安倍元首相と「統一教会」との関わりはどのようなもので、「統一教会」に関して安倍元首相と自民党議員との関係がどの様なものであったのかは、メディアも岸田政権も取り上げないのは何故なのだろうか。「死者」の「悪口」を言わないのは、「日本の美徳」だからなのか。元凶はそこにあったはずだ。

  今日のバラとレモンの木。レモンの若葉にいる虫の卵を毎日とる。