Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

お習字のおけいこ 自民党元幹事長二階俊博氏の引退

26日(火)今日も雨が降ったり、止んだりの一日だった。午後からお習字のおけいこに行った。「省躬譏誡  寵增抗極 (セイキュウキカイ  チョウゾウコウキョク)」の後半部を書いた。意味は、「栄誉を得れば驕り高ぶるので、十分に身を慎むべきである」。今回も難しい文字が並んでいた。一字一字に気を取られて、全体のバランスを考えることがなかなかできない。自分のクセ字をよく知っているので、できるだけ先生のお手本に忠実に書こうと努力すると、全体がみえなくなる。いいことは、字を書くことは楽しい。

 85歳の二階俊博元幹事長が次期衆院選に出馬しない意向を表明した。彼は安倍政権、菅政権時の幹事長だった。2018年から2022年のパーティ券収入のノルマ超過分約3500万円を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規制法違反で、秘書が有罪判決をうけた。それに対して二階氏は「政治不信を招く要因となったことに、深くおわびを申し上げる」と陳謝し、「政治責任は全て、監督責任者である私自身にあることは当然のことだ」と述べた。そして、次期衆院選挙に不出馬を表明した記者会見で、自身の年齢も不出馬の理由に入るかを問われ、「年齢に制限があるか? お前もその歳、来るんだよ」とすごみ、小声で「ばかやろう」と吐き捨てる一幕があったと伝えられている。これで、二階氏は政倫審に出席することから免れたという。彼が巨額な「裏金」の報告記載を変更し、自身の著書を1500万円で買取り、多くの支援者に配ったとされている。本屋から莫大な印税を受け取っただろうから、そのお金はどう処理したのだろうかと果てしなく「裏金」の流れは奇妙だ。二階氏の傲慢な態度が、まさに自民党の体質のように見えてしまった。