Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

机のまわりの整理 パレスチナとイスラエル

28日(日)机のまわりを整理した。机はもともと窓側に向いていたが、昨年夏に冷暖房機が壊れたときに、取り替え作業ができるように机の位置を変えた。そのままずっと変えずにきた。なんとなく落ち着かなかったが、テレビは窓際に置いていたので、コンピュータを使いながら、横目でテレビを見ていた。テレビをまっすぐ正面から観たいと思い、机の位置を変えた。居心地のいい場所つくりはワクワクする。ついでに不要になった書類や郵便物やプリントアウトしたものなどを整理した。ゴミ袋がいっぱいになった。普段からできるだけ、不要なものはすぐに処分して、紙袋や箱などもとっておかないでいるのに、どうしてモノが増えるのだろうかと思った。

 世論調査の電話が昨日から5件ほどかかってきた。同じ新聞社からは3度も。何に利用されるか分からないので、私は一切答えないことにしている。世論調査による数字が、必ずしも世論を反映しているとは限らない。少数意見でもとても重要なことがある。

 NHKの夜の番組で、イスラエルパレスチナの衝突について、「衝突の根源に何が」あるのかを報道していた。ガザで犠牲が広がり、どこへ逃げても空爆がつづく。鴨志田郷記者のルポで、ディアさんというパレスチナ人を通して、ガザの現状が語られた。なぜイスラエルパレスチナが対立しているのか。一時期、「2国家共存」で合意し、その方向で進むと思っていたが、「和平」は崩れた。パレスチナ側にユダヤ人の入植者が年々増加し、パレスチナ人の生活が脅かされているという。イスラエルの主張は、もともとから、ユダヤ人の土地だという。「2国家共存」は不可能だという。イスラエルのジャーナリストですら、2カ国間の「和平」は不可能だと言う。唯一の解決策は国際世論で「戦争状況」を終わらせるしかないという。

 南アフリカは、イスラエルに対して即時停戦を求めて、国際司法に訴えている。ハーグにある国際司法裁判所は、イスラエルに対して、ガザの民間人保護の必要性を強調する形で、国連総会での決議と同じく、警告の域をでない。イスラエルパレスチナを壊滅状況に追いやる覚悟だ。南アフリカの主張は、アパルトヘイトを経験してきたことから、パレスチナの置かれている状況は、まさにアパルトヘイトと同じだと理解している。だからこそ、国際司法によって終わらせなければと考える。すごく納得がいく。