Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

お習字 バラの花 南アフリカとプーチン大統領との関係は

 お習字のお稽古にでかけた。「治本於農 務茲稼穡(チホンヨノウ ムシカショク)」の前半部を書いた。意味は、「国を治める根本は農業であり、種をまき、収穫するまで、これに努めることだ」どの社会でも、農業が生活の中心にあるという考え方が古くからあったことを再確認。農は、バランスをとるのが難しかった。ここ10年以上もお習字のお稽古を続けているが、なかなか思うように書けない。

 今週は「バラのお手入れ」がなかったが、「おとなの小学校」の事務所からメールがとどいた。みごとに咲いているバラの写真を送ってくれた。早くみたい気持ちがあるが、今週の土曜日の「水彩画の教室」まで、見に行けない。家のバラも咲き始めた。種から育てたノバラは3年目にして花が咲き始めた。白だった。

   

 今年の8月に南アフリカで開催される新興5カ国首脳会議にプーチン大統領が参加するかどうかが問われている。南アフリカはこの会議の議長国で、ロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカの5カ国。南アフリカは議長国。南アフリカが加盟する国際刑事裁判所(ICC)は先に、ロシアによるウクライナ侵攻をめぐりプーチン氏に戦争犯罪の疑いで逮捕状を発行しているので、南アフリカプーチン大統領南アフリカに入国すれば、逮捕しなければならない。そのために、南アフリカ国際刑事裁判所加盟国を脱退しようと思ったが、思い止まっている。プーチン大統領に実際の入国を見送り、オンライン参加を求めているようだが、南アフリカは国際世論が見守るなかで、プーチン大統領を迎えて会議が開催できるのか、あやうい。

 私のFacebookに送られてくるものに、南アフリカ政府に対してプーチン大統領南アフリカに入国すれば、即刻逮捕するように要請する署名活動がある。南アフリカは、アパルトヘイト時代に南アフリカから亡命した、多くの反アパルトヘイト活動家たちがロシアに助けられた。そうした経緯からも南アフリカはロシアを支持している。アフリカ大陸ではじめてロシア放送局が南アフリカの中にあるエスワティニ(旧スワジランド)に創設され、アフリカ大陸にロシア側の情報が発信されている。南アフリカは世界中から、ロシアとの関係が注目されている。

 昨年は新興5カ国首脳会議はオンラインで行なわれたが、今年は南アフリカで対面式の会議が開催される予定だ。ロシアはインドや南アフリカやブラジルを抱え込みたい。そうすれば、アフリカ大陸、南アメリカ大陸、インドを味方につければ、なんとかやっていけると見ている。ロシアは、欧米による経済制裁をものともせず、やってこれているのは、中国はいうまでもなく、アフリカや南アメリカの諸国との経済交流により、決定的ダメージを受けていないからだ。南アフリカがどのような姿勢を示すのかは注視したい。