Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

アフリカを襲う自然災害 岸田総理のいう「女性ならではの感性」とは?

 アフリカのモロッコでは大地震リビアでは大洪水と自然災害に襲われた。モロッコのフェスに行ったことがある。日干し煉瓦を積み上げた建物が多く、かなり乾燥した土地の上に街ができていた。今回地震が発生したマラケシュは、フェスからはかなり離れているが、モスクや迷路のように入り組んだ路地があり、町の人たちの暮らしはあまり変わりがないならば、多くの人たちが寄り添うように暮らしていたと思う。その分被害の大きさははかり知れない。

 リビアの大洪水は、デルナだけでも5000人を上まわる死者がでているという。全体では3万人に被害がでているとも。ヨーロッパ各地で猛威をふるった嵐の影響だったとも伝えられている。たしかに、フランスの天気予報を読んでいると、Orageという言葉が幾度もでてきた。「雷雨、嵐」という意味だが、どんなものか想像できなかった。Orage アラートが各地にでていた。これらが、南下して地中海を越えて、アフリカ大陸側に移動して、リビアのデルナに大洪水が襲ったようだ。WMO(世界気象機関)は、「地中海のハリケーンを意味する、「メディケーン」と呼ばれる、台風のような低気圧によってもたらされた大雨が原因」と指摘している。明らかに地球温暖化により、気候変動が起こっている。モロッコリビアでの自然災害は大きな警告と受け止めなければ。

 岸田総理は「内閣改造」会見で、女性閣僚を過去最多5人を起用したことについて、「あくまでも人事は適材適所である」とした上で、この5人について「ぜひ女性ならではの感性や共感力を十分発揮していただきながら、仕事をしていただくことを期待したい」と述べた。「女性」ならではと言うところに「女性への差別」が感じられる。「男性ならではの感性や共感力」とは何なのか。政治権力を利用して、私利私欲に走る政治を行うのが、「男らしさ」なのか。地元住民が「ノー」と言っていることを、ねじ伏せて「政治力」を利用して、強引に政策を押し進めるのが「男らしさ」なのか。「聞く耳」をもたず、「丁寧に説明」もしないのが、「男らしさ」なのか。岸田総理のいう「女性ならではの感性」って何?

 午後には筋トレジム・カーブスにでかけた。積極的ではなく、ジムで身体を動かした方がよさそうだと自らを鼓舞した。実際にはジムに行ってよかった。身体が軽くなった。継続的に運動をすることが大事だけれども、なかなか心が動かない。

 今日咲いていたバラ。あちこちに蕾ができ、あっという間に咲くので、切り花にして花瓶に。