Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

「バラのお手入れ」 プール お花屋さんに 官房長官はAI

5日(火)午後から「おとなの小学校」に、「バラのお手入れ」に出かけた。5人が参加。蒸し暑いので、バラの葉っぱに黒点病がでていた。一枚づつ丁寧に葉っぱをむしりとっていく。貝殻虫にやられて、枯れ木もめだつ。建物の東側の側面にバラのツルを這わせているので、日陰になり、結構風が吹いていたので、それほど暑さをかんじなかった。根気のいる作業だが、やがて咲くバラの花を思い描きながらの作業結は構楽しい。

 「お手入れ」のあと、お習字の教室がないので、みなさんとゆっくり冷たい紅茶を飲みながら、おしゃべりをした。80歳の方は、エジプトに行きたい夢があるといわれた。お一人で気丈夫に暮らしていて、山野草の会の活動もつづけながら、夢の実現に心をむけている姿から、勇気をもらった。私はこのあと、プールで泳いだ。久しぶりだったので、ゆっくりと平泳で。友人と一緒になった。家に帰る途中、初めてのお花屋さんに立ち寄った。

 藤袴カーネーションを購入。藤袴の花は、かわいいピンクの小さな花をいっぱいつけているが、カーネーションに隠れて写真にはうまく写っていない。藤袴秋の七草のひとつ。現在京都では藤袴絶滅危惧種に指定されていて、積極的に藤袴を育てようと、呼びかけられている。多年草なので、繁殖しそうだが、河川敷の開発などにより、減少したという。京都の小学校などでは、藤袴の挿し芽を作ってふやしていることが新聞などで知らされている。遠い昔に源実朝が「藤袴 きて脱ぎかけし 主や誰 問へどこたへず 野辺の秋風」と『金槐和歌集』に詠んでいる。

 官房長官の役割は、政府を代表したスポークスパーソン。安倍政権を支えた菅官房長官が原稿を読みながら発した言葉はある種「命令」だったことは、記憶に新しい。松野現官房長官も同じロボットだ。100年前に起こった関東大震災当時の朝鮮人虐殺について、従来の国会答弁や質問趣意書と同じで、「政府内で事実関係を把握する記録は見当たらない」と答え、過去の歴史がなかったと主張する。ここ安倍政権以来、政府の関係記録は廃棄されたり、故意に隠してきた。隠蔽体質は変わらない。政府内に記録がなくても、歴史資料はあちこちにある。口伝えで記録してきたものもある。実際に起こったできごとは、政府内に記録がなければ、歴史上なにも起こらなかったということになるのだろうか。何の感情も顔にみせず、しゃーしゃーといえる図太い姿勢には、何の自責の念はないのだろうか。AIと同じではないか。官僚が書いた文章を読み上げるならAIでいい。だが、歴史を書き換えることだけは絶対に許されない。歴史はありのままの事実で、間違った歴史なら、「二度と誤りは繰り返しません」と人間の叡智で改めていける。それが現在を作ることだと思う。