Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

大雪の京都 森元首相の失言 本の整理とヴェロニク・タジョさん フランス語読書会

 26日(木)雪がやみ、太陽も出ていたが、雪はなかなか解けない。全国で水道管が破裂したり、交通事故が多発したことが報道された。雪が人びとの生活にこれほど大きな影響を与えたことを私には想像できなし、雪に備えるすべも知らない。仕事や学校に行かなければならない人たちには、交通網の障害は一番の打撃だった。私は一日じゅう家に篭っていた。27日(金)雪解けすることなく、また雪が降り始め、積もった雪の上に雪が重なっている。窓から外をみている限り、雪景色は綺麗が、暖房しても部屋の中が暖まらない。身体にカイロを貼りつけ、防寒服を着込んでいる。入ってくるニュースは新聞やテレビやネットからだけ。正しい判断と真実を見極める力が試される。

 森元首相がまた変なことを発言している。ウクライナでいま起こっていることに対する日本政府の対応が間違っていると批判した。「こんなにウクライナに力を入れてしまって良いのか。ロシアが負けることは、まず考えられない」と。森氏はいつもいい加減なことを発言し、物議を醸している。時代遅れで、無責任すぎる。彼を諫める人は誰もいないのだろうか。

 ずっと本の整理をしている。これまで大掛かりで3回ほど断捨離をした。最後に残しているのは、限られたテーマのもので時間ができたら読もうと思っていたものばかりだ。コロナ禍で「おうち時間」が増えて、読書する時間がいっぱいあるのに、この三年間は「積読」だった。本気で読みたい本がいっぱいでてきた。コートジボワールのヴェロニク・タジョさんからフランス語で書いた絵本Le Seigner de la Danse(ダンスの神さま)が出てきた。すっかり忘れていた。1991年にアフリカ文学会でグアドループにタジョさんに初めて出会った。次は1994年3月にガーナのアクラで開催されたアフリカ文学会だった。その時にサイン入りの絵本をいただいた。30年近くたって、その絵本が読めた。理解できた。このためにフランス語を勉強してきてよかったと思った。タジョさんは、3月に日本にやってくる。京都で彼女の講演会がある。最後に出会ったのは、4年前にワシントンDCで開催されたアフリカ文学会だった。私が南アフリカヨハネスブルグに滞在していた時には、彼女の家にお邪魔したこともある。当時ヨハネスブルグの大学でフランス語文学を教えていた。日本で会えるのが楽しみ。本の整理をしてよかった。

 午前中は「なぜ空は青いのか」のオンライン読書会があった。参加者は7名。今日は担当部分があった。大体一人1ページ位の割り当てがある。学生になった気分。わからなかったことが、ちょっとした他の人のコメントで理解できることがある。「「シスターズ」のところに1、2年どうして行かなかったのだろうか。」という文章があった。その少し前に宗教学校という言葉がでてくる。フランス語では "chez les sœurs" 。sœursを姉妹と思い込んだ。sœursをsistersと考えれば、シスターズが運営する教会学校だとすぐにわかったのに。思い込みって怖いと思った。