1日(木)朝の10時に歯医者さんの予約をしていた。インプラントの新しい歯ができてくるので、楽しみにしていた。先生曰く最新式のもので、とても丈夫だという。三週間ほどまって、ようやくできてきた。実際にはめてみて、どうもうまくいかないという。先生でないとわからないことなので、先生におまかせ。結果としてやりなおすことになった。従来のものでやることになった。出来上がりは二週間後。もうここまできたら、先生のご指示どおりに。
「おとなの小学校」に立ち寄り、まとめ買いの花をいただきに行った。ひまわりと、カーネーション、ブルーファンタジーが入っていた。ひまわりもカーネーションも4本づつしか入っていなかったので、ちょっと違和感があったが、そのまま入れた。お花のある生活は暮らしている人を元気にしてくれる。
サッカーの欧州選手権の大会で、多くの人がコロナに感染した。スコットランドでは2000人、フィンランドでは300人が感染し、大問題となっている。やはり大勢が集まるスポーツ戦では感染拡大が起こりうる。こうした出来事を受けて、ようやく日本でも観客を入れない、無観客オリンピックを考えはじめたが、「中止」とはならない。東京では714人、673人と前週よりも増大している。明らかに第5波に突入していくのではないかと懸念する。オリンピックが始まる頃には、1000人を超えるだろうと予想する専門家もいる。どうなることやら。
7月2日(金)午前9時半からキャンパス・プラザでフランス語の授業。家をいつもより早く出たのに、教室に着いてみるとほぼ全員が机に座っていた。机の前のアクリル版を通して前の白板はとても見にくい。飛沫を防ぐために必要な措置だが、なんだか窮屈な授業が当たり前のようになっている。マスクもつけたままなので、声は聞こえにくい。前週の復習と口慣らしのために2〜3人のグループで「何時に〜をしましたか?」という文章の練習。中学生になったような気持ちで練習するしかない。文字で書けても、読めても、実際に口にだして使えなければ意味がない。楽しむしかない。
フランス語の授業は午前中に終わるので、そのあとすぐ近くにある伊勢丹デパートで買い物をしたり、ぶらぶらする至福の時間。「不要不急」の時間にならされ自粛することがいかに不自由かと思った。「不要不急」の時間が、想像力や希望や期待を膨らませてくれる。
昨日、Facebookに友人が投稿していた。フルブライトの特別招聘教授でモロッコにいる。彼女は「Keiko for the last week I have so wanted to see you! I was talking about all your visits before the ALA to my friend here in Morocco.」と書いていた。確かに、彼女がニューヨークで暮らしていた頃は二度、それからフィラデルフィア、ノースカロライナ、中東のアブダビを訪ねたことがあった。アフリカ文学会に出かける前に数泊して、会議に行った。彼女はもちろん日本の私の家にも来た。
30年以上もの付き合いで、毎年アフリカ文学会で会っている。モロッコのフェズ、エジプトのアレクサンドリア、ドイツのバイロイト、南アフリカのヨハネスブルグ、ガーナのアクラ、グヮデループ、アメリカ各都市、世界中の様々な国を一緒に訪れた。いまはこの二年間、アフリカ文学会は休止とオンライン開催だったので、実際に誰とも会っていない。こうした状況は悲しいことだ。いつになれば、自由に誰とも会える日がくるのだろうか。