Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

フランス語の勉強 「報道1930」で「統一教会」元「二世」の苦しみ、その解決策は?

 フランス語の勉強で明け暮れている。小説『なぜ空は青いのか』を読み始めて、面白さがましている。無味乾燥な文章をフランス語の練習のために読んでも、すぐに忘れてしまう。やはり小説にはストーリーがあり、一つひとつの場面を想像しながら、読み進めるので、言葉も頭のなかにきちっと残っていく。ひどい時には一つの文章のなかのすべての言葉を辞書で調べて確認することもある。それでも内容を理解できたときには、うれしい。作品の内容は、辞書があれば、なんとか読めるが、正しく発音できなければ、音で聞いても意味がわからない。それでは外国語の勉強にはならない。今の時代は、便利なもので、ネットで、オーディオデータを購入することができる。携帯電話などにダウンロードできるシステムになっている。私はiPadに入れて聞いているが、何回か繰り返し、聴きながら、少しでも場面が浮かんでくることを期待している。

 「報道1930」では、旧統一教会「2世信者」の生の声が取り上げられた。小川さん(旧統一教会二世)は生出演し自己の体験を語った。子供時代は、両親が信者で高額献金をしてきたので、貧しい生活を強いられてきた。見た目でも貧しい生活の中、いじめにあっていたと告白。アルバイトをして稼いだお金も全部両親にとりあげられ、精神を病んで入院、引きこもりの体験を語った。壮絶な人生を送り、親と断絶したという。

 番組司会者の松原耕二さんから「二世の生活指針」が紹介された。そこには、二世信者は恋愛禁止、この世の結婚をしてはならない。「異性問題は毒薬であり、「私」をころすものである。「絶対服従をそする生活をしよう」と。「神様のお金を自分のお金のように使う人は毒薬を飲むのと同じだ」とも書かれた文章が紹介された。そうした環境で育った小川さんの生の声は、壮絶な人生で苦悩に満ちてîいた。

 ゲストは葉梨康弘法務大臣紀藤正樹弁護士、小川さゆり(旧統一教会二世」。元「二世信者」は、この問題解決するために法規制を期待した。それに対して葉梨法務大臣はうまくごまかした。紀藤弁護士は新しい法律を作ることが必要だと主張した。葉梨氏は政府を背負っているので、簡単に法改正を約束できないという。自民党が真剣に「統一教会」と関係を切れない位置にいることが大きなネックになっているという印象を得た。具体的に元「二世信者」の苦しみと問題点を聞いても、心に響かないのかと思った。長年この問題と取り組んできた紀藤弁護士がいまの法律では不十分だと主張しても聞かない。この20年間、「統一教会」問題を放置し、むしろ自民党政権が「統一教会」を利用してきた責任は大きい。