Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

「統一教会」代表田中氏の会見をめぐって 

 昨日、岸田内閣改造があった。岸田首相は、自民党と「統一教会」との関係が問われ、各議員に対して、各自で処理するようにと通達し、自民党は関わりがないとしている。だが、次つぎと「統一教会」との関係が出てくる。今度どうするのだろうか。自民党としては無関係で済むだろうか。

 昨日の「教会」代表田中氏の会見は、外国のメディアからも疑問、批判があがっている。長年この問題と関わってきた、紀藤弁護士有田芳生氏、鈴木エイト氏などは、「嘘」ばかりと一蹴した。今日の読売テレビ「ミヤネ屋」でもこの問題を取り上げた。元信者の証言は、実際に「霊感商法」や「集団結婚」などがあり、それで家庭が崩壊したというものだった。鈴木エイト氏は田中氏の政治と組織の関係についての言葉は、「詭弁」だと言った。そして、質問にもないのに、田中氏がわざわざ「政治工作や脱税に関わってきたわけではない」と言ったのは、「実際はそうだったと言っているのと同じだ」と。

 昨日の会見の総括をした。田中氏の会見は、韓国にある本部からの指令であって、その文章を一方的に読んだもので、「教会」の信者向けのものであったと。有田氏は田中氏の会見を「嘘ばかり」だと怒りをぶつけた。要は「統一教会」の名称問題について、正当な手続きで名称を変更したと主張した。ならば、文科省もそのプロセスを明らかにすべきではないかと「ミヤネ屋」のコメンテータの一致した意見。

 「報道1930」でも「旧統一教会」が取り上げていた。自民党議員は「統一教会」がどんな団体か知らなかったとか、集会で挨拶をすることがどう利用されていたか知らな買ったといい逃れている。これは通用しないだろう。山口広(全国霊感商法対策弁護士連絡会代表世話人)と櫻井義秀(北海道大学大学院教授)が出演していた。いつもの司会者松原耕二さんはコロナに感染したために、おやすみ。今日は駒田健吾(TBSアナウンサー)が代役を務めた。

 山口氏は昨日の「統一教会」代表の田中氏の会見で言ったことはおかしいと述べた。何故文科省が、これまで長い間名称変更できなかったのが、突然に名称変更を認めたかを明らかにすべきだと述べた。政治の力が働いたのではないかと考えるのが普通だ。もしやましいことがなければ、当時の下村大臣は説明すべきではないかと。

 どうして、多くの人たちが「統一教会」の信者になってしまうのだろうか。世界中には多くの人たちが、様ざまな「宗教」に救いを求めている。だが、「統一教会」の信者になると、どんどんお金が吸い取られていく。その過程で「おかしい」と気づかないのだろうか。信者は献金することで救われると信じ切ってきる。マインドコントロールの恐ろしさを感じる。