Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月17日 安易なネット社会 ブロッコリとツルムラサキ

 Facebookに知らない人から「友だちリクエスト」がくる。私はまったく知らない人とはFacebook友だちにはならない。厳密に言えば、友だちの友だちはいるので、私自身が直接知らない人もいるが、数人程度だ。アメリカにいる友人から「X氏から日本語で友人リクエスがきたが、何と書いてある?」とメールで聞いてきた。

「こんにちは友人私はあなたを満たすためにうれしいです 元気ですか 私は本当にあなたのプロフィールのようなプロフィールのルックスとても素敵で美しいです 友達リクエストを送信しようとしましたが、機能しませんでした 私たちは友達になることができるように私に友達リクエストを送信してください。 よろしければ ありがとうございました」
 日本語もおかしいし、たしかに名字は典型的な日本名だが、名前は外国人によくあるもので、日本人の名前ではなかった。私の友人はパキスタン出身だが、アメリカで勉強し学位を取得して以来、アメリカの大学で教鞭をとり、アメリカ国籍を取得していると思う。30年来の友人。友人に私は知らない人とはFacebook友だちにはならないと伝えると、「 I will block him---I am like you---I only talk to friends and people I know.」と返事がきた。
 ネット中傷が問題になっている。SNSでは人を中傷したり、貶めたりする人がいる。その被害にあって、社会生活ができなくなったり、自殺に追いやられたりする人がいる。営業妨害もある。金銭詐欺にあう人もいる。アマゾンや銀行を名乗って、ネット詐欺も横行している。私はこうした、フィッシング詐欺メールは無視しているが、メールに紛れて配信されてくる。Facebookの友人リクエストもどこでどのように利用されるかわからないので、用心しなければ思う。いやな時代になった。テレビドラマでも、携帯電話の電波を辿れば、持ち主はいまどこにいるか簡単に検索できる筋書きのものが多い。プライバシーがなくなっている。
 現実にも、コロナ禍の中で自宅にいながら、社会と繋がっている錯覚を持つことが多い。一日中コンピュータの前に座り、ネットでニュースを読み、Line やツイッターや、Facebookinstagram などで、何かを発信すれば、それらに何らかの反応がある。なんとなく、社会や人とつながっていると錯覚する。嫌なものには蓋をしてみないようにする、無視することもできる。反面、こんなことでいいのだろうかと強く不安になる。
 相も変わらずメディアは、自民党総裁選のことばかり。野田聖子氏が出馬したことで、票がどう分配され、誰を首相にするかの計算ばかり。どんな政策を持っている人なのかとか、自民党を今後どうしていきたいのかなどの議論はない。早々と立候補した岸田氏も河野氏も過去に発言してきたことを翻したり、ものごとを曖昧にしたりと、変容しつづける。立憲民主党の枝野氏もついに、「国会議員は国会で発言をし、議論すべきだ。9時から5時までは国会で働いてほしい。午後5時以降に総裁選の議論をするべきではないか」と発言した。まったく同感。
数日前にブロッコリの苗をプランターに植えた。そのブロッコリの葉っぱに穴があき、明らかに虫に食べられている。葉の裏や茎には虫はいない。夜に活躍する虫にやられたのだろうか。ブロッコリを植えるのは初めてなのでよくわからない。その横にツルムラサキの先を切って、水につけておくと根がでてきたので、プランターに植えてみた。どうなるのか、観察してみよう。

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