立憲民主党を中心に野党が国会を開会するように要求したが、菅首相は国会を開催するつもりはない。憲法では議院の総議員の４分の１以上の要求があれば、国会を開かなければならないと書かれているが、開催の日程まで規定していないので、急いで開催する必要はなく、無視することができる。コロナ感染症対策のために、さまざなな法案を変更したり、やらなければならないことはたくさんあるだろう。なんと無責任なことか。野党側は、国会を開かないのは憲法違反だと主張しているが。
菅首相は来週月曜日の6日に河野氏や小泉氏を自民党の要職に起用して、自民党内の若手の不満や反対意見を抑える狙いがある。石破氏も起用だとか。こんなふうに人事を餌にして総裁選で勝ち抜こうという。
池袋暴走事故で飯塚被告に禁錮5年の実刑判決が下された。2年前に青信号で横断中の親子を死亡させ、9人に重軽症をおわせた。飯塚被告（90）は元通産省の幹部だったが、あくまでもブレーキとアクセルを踏み間違っていないと無罪を主張。トヨタは事故車を点検して、ブレーキを踏んだ後が見られないこと、車に欠陥はなかったことを証言している。しかし、飯塚被告はあくまでもアクセルを踏んでいないと主張しているが、ではどうして96キロのスピードをだしていた記録が残っているのだろうか。頑固にも罪を逃れるための主張であって、反省も謝罪もないのはどうしてなのだろうか。
尼崎の小学校の教員がコロナ陽性になっていたのに、学校に隠して出勤し、9月1日の始業式も出席し、授業もしたという。これだけメディアでも毎日コロナ感染者数や関連事項が報道されているなか、身勝手な行動を繰り返していたという。とても情けないと思う。一人個人の行動が大きな社会的影響を与えると考えなかったのだろうか。なぜ秘密裏にしなければならなかったのか。
陸上自衛隊大津駐屯地で隊員135人がコロナ感染症のクラスターを出している。8月23日以降から現在までに135人。なぜもっと早く公表して、感染拡大を防げなかったのか。娘家族はこの陸上自衛隊の駐屯地のすぐ近くに住んでいるので、すごく心配になった。隊員やその家族は駐屯地の中や、その周辺の住宅地に住んでいるので、陽性者が出て場合には早急に公表をして、地域住民に注意を呼びかけなければならない。尼崎の例も、陸上自衛隊の場合も、事実を隠す、隠蔽する体質がある。こうした態度がいまの日本社会を作っているとすれば、絶望的になる。
ケープタウンの友人から、オリンピックやパラリンピックのニュースを見るたびに私のことを思い出していたというメールがとどいた。長年飼っている猫ちゃんのビジューが首の骨を折って首輪をつけているとあった。家族のように可愛がっている猫ちゃんなのでとても心配し、介護してあげたようだ。9月は南アフリカの春が始まり、だんだん過ごしやすくなる。以前に連れて行ってくれたイースタン・ケープの親戚の家に行くという。まったく隣家が見えないほどの広大な土地にぼつりとある一軒家で、親戚の人たちと二週間ちかく過ごすのだろう。私がそこに連れて行ってもらった時は、一週間ほど滞在した。おかげでなかなか読めなかった本を一冊読んだ。でなければ、その本は読み終えることがなかっただろう。ゾイ・ウィカムの『デーヴィッド物語』という本で、友人はその本を編集出版した人なので、わからないことも尋ねることができた。
次々、家族がやってきては、しばらく滞在して、去っていく。総勢10人ほどが１箇所にいたこともあった。食事の時だけはみんなが集うが、それ以外はそれぞれに好きなことをして、お互い干渉し合わないで過ごす。私の友人はまとめて読書をしていた。時たまミシンを持って行って、洋服を作ったりするとも言っていた。
こうした過去の思い出にひたって今日1日を無事に過ごした。早く新しい景色をつくりたい。写真は今日の作りおき。鶏肉と夏野菜のつけ置きと、赤と青の唐辛子と雑魚の炒めもの。右はビジョのお昼寝の写真。
