Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月3日 菅首相次期総裁選出馬断念

 お昼前からどの報道番組も「菅首相次期総裁選出馬断念」、2分足らずの菅首相の会見は「コロナ感染症対策に専念するために総裁選に出馬しない」だった。報道番組では、なぜ今、何が起こったのかをあれこれ詮索する。1。総裁選挙前に自民党幹部体制のすえかえがうまくいかなかった。2。自身の不人気。3。コロナ対策の失敗。等など。

ありうる話としては、昨晩に麻生氏と話して、河野氏の処遇をめぐって大喧嘩したらしい。菅氏は麻生派細田派(安倍含む)の大きな支えのもと総理にしてもらった。その恩義があるが、麻生氏の逆鱗にふれた。麻生氏ならやりかねない。麻生氏も国会議員を辞めるべき人物だが。。。噂されているのは、菅氏は人事が好きで、自分の意のままに人を動かす。石破氏、小泉氏なども動かそうとしたという。総裁選のためならなんでもやると思われていたが、ここにきて、人はそう動かないものだと知ったのかもしれない。こんなのは国民からは何の支持もうけない。不思議だと思うのは、どうして秘密裏に行われていることが、すべて報道機関に漏れていくのだろうか。

 「レームダック」(lame duck) は「死に体」の政治家を指す政治用語。枝野立憲民主党首は「政治は今、一刻を争う対応が求められているのに菅総理大臣は『レームダック状態』になり、はなはだ怒りを持って受け止めている。菅総理大臣も無責任だし、こうした状況を作り出した自民党にももはや政権を運営する資格はない」と述べた。政治用語だが、いまパラリンピックをやっているときに、この言葉や使うべきでない。アメリカの政治社会で使われる用語だというが、あきらかに差別語だと思う。言葉に対して無感覚なのはいけない。

 これから、自民党内で総裁を誰にするのかの画策がはじまる。国民が選択できるわけではないので、はやく国会を開いて、粛々と政治が機能するようにのぞむ。

 「報道1930」では、コロナ感染に関して、政府原案が表に出されて、それが議論された。そこには「緊急事態宣言」地域でもワクチン接種が進んだ10〜11月には、GoTo キャンペーンを進める、飲食店では人数制限を緩和するなど、経済を中心にまわす策が出されたという。専門家の意見では「とんでもない」ということ、現状の問題をどう解決していくかが先決で、最重要だと議論されたという。メインの議論は菅首相の総裁選出馬断念についてだった。でたらめな田崎史郎氏と朝日新聞社編集委員の秋山訓子氏、日本経済新聞社政治部長の吉野直也氏。自民党内の権力闘争であることだけがはっきりした。権力だけで人を動かしているような自民党政治ははやく終わってほしいと思った。自民党内の派閥には幻滅した。