Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2月2日 お習字のお稽古

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 午前中はお習字の教室がウィングス京都であった。バスと地下鉄を乗り継いてでかけた。長年お稽古を続けている人たちは黙々と書いている。同じ文字でも、それぞれ字体が違うので、それぞれに個性的だ。私はカナ文字があまり好きでないので、楷書体を習っている。それが千字文。「杜稾鍾隸(とこうしょうれい」を書いた。「そうをつくり しょうはれいをつくり」。杜操(とそう:漢の宰相)が初めて草書を考案し、鍾繇(しょうよう:魏の大夫)が隷書を作ったという意味だという。なかなか難しい。楷書でも時代によって書体が変わっているようだが、そこまでは私にはわからない。

 菅首相は夜の7時すぎに栃木県をのぞいて、従来の10の都市に緊急事態宣言を3月7日まで延長すると発表した。京都の感染者数は少ないが、大阪や兵庫に接触していることや、病床数がすくなく医療体制面で問題があるので、延長となった。お習字の教室でも先生が働いている高校で陽性者がでたため、全校で職員・学生が全員検査したという。大阪からPCR検査キットをとりよせ、検査するとほとんどが陰性だったという。濃厚接触者は2週間の自宅待機とか。検査キットはさまざまなところである。多くのところで工夫がなされている。京都産業大学島津製作所が開発したキットを利用して、学内で検査しながら、学生を通学させている。だが、保健所を通さなければならないPCR検査、国立感染症研究所を通さなければ、入院もできないというシステムはなんとも古臭い。権力や権威が先にありきのシステムだから、進まない。

 菅首相の緊急事態宣言の延長にはどのような具体的な財政支援があるのか明確ではない。飲食店の営業時間だけの問題ではない。この1ヶ月だけみても、大変な問題がさまざまな部門からでているが、そうしたところへのきめ細かな具体的支援、対策はいっさい語られない。国民の落胆は大きい。またもや国民自身の「自粛の自衛」を頼りにした。国民は精神的に疲弊しきっている。