Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

8月8日(土) PCR検査をめぐって

 1年も前に火災警報器の点検にきた。それからずっと忘れていた。ようやく、午前中に火災警報器の取り換えにやってきた。1年半ぶり。忘れている方も忘れているほうだが、のんびりとした作業だ。集合住宅に住んでいるので、我が家だけの問題ではないのだが。この間何の問題もなかったので、よかったが、、、。

 午後からはマンションのエントランス、中庭などの改修に植木屋さんがやってきた。大修理が終わったので、そろそろ植木の手入れや改修工事の最終打ち合わせだった。三人で立ち会ったが、それぞれに意見があり、なかなか意見を集約するには大変な作業だ。それぞれに美意識や植物に対する考えがある。私は生き生きした緑が生活の周りにあるのは好きだが、緑の木々の葉っぱが枯れたり、落ちたりするのが嫌な人がいて、無機質な石を敷き詰めたいという意見。最終的には、石を敷くことになった。それも汚れが目立つからという理由で黒い石を敷き詰めることに。たしかに集合住宅なのだが、住人の誰かが掃除をするというシステムになっていない。管理会社の仕事に一任だ。だが、これまでの管理人さんは掃除をあまりやらない人だった。退職したあとの、再就職組で、おそらく掃除などしたことがない人ではないかと思う。今の管理人さんは、掃除など毎日できないと言っているそうだ。管理会社との契約で、建物の掃除と管理が仕事の内容なのに。

 建物周りや中庭のような共有部分の植栽はとても難しい問題があると思った。

 8月5日の報道1930で、司会者の松原耕二さんはこの間ずっとコロナ感染症に関して、様ざまな分野の人を招いて議論している。5日は児玉龍彦東大名誉教授を招いていた。世田谷区長の保坂展人さんは、コロナ感染症PCR検査を徹底的にやる方針をだした。街頭で「いつでも、だれでも、何度でも」を実現しようとしている。それを支持しているのが、児玉教授だ。報道1930で児玉教授の意見からも実行可能だと思ったし、この方法でしかいまの感染症拡大から脱出方法はないと確信した。毎日メディアでおなじみの岡田晴恵教授の意見は、3月からずっと変わらず一貫して同じだった。まずPCR検査をして、陽性者と陰性者を隔離して、陽性者の治療を進めていくべきだという考えだった。

 だが、この衝撃的な方法が波紋を呼んでいる。政府の味方しかしない田崎史郎氏は PCR検査について、「これ税金なんですよね。それだけ税金をかけるに値するかどうかっていう議論をしたほうがいい。国民の税金ですから」と語った。辛坊氏は海外では検査数が多いが、感染の規模からみれば、封じ込めたとは言えるかどうか疑問だと言った。こうした事態に対して舛添要一氏は田崎氏の発言に自らのツイッターで批判した。「何でも官邸の弁護しかしないが、正確な解説をすべきだ」と。田崎氏をなぜテレビも使うのだろうか。政府からお金でももらっているのだろうか。テレビと結託して、政府を支える役割に回ることを使命と考えるなら、ジャーナリストとして不適格だ。政府と同じ考えであるのはいいが、一度も説得力ある解説をしたことがないのが問題で、わざわざ田崎氏の口から聞きたいと思わない。

  PCR 検査にかかる費用を政府が出したくないこと、厚生省の指導下にある保健所や国立感染症研究所に集中させて、他の機関にPCR検査をさせてこなかったことにも、コロナ感染症が拡大していることにも関係するが、政府はそれを認めない。今日は、地方自治体と政府の間で大きな葛藤があることが次々露呈している。政府の方針がないことが、大きな混乱を巻き起こしている。はやく安倍首相がきちっと国民と向き合わなければならない時ではないか。

 

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上賀茂神社