つい最近までアメリカ大統領選挙が話題になっていたが、ようやくコロナ感染が拡大していることがニュースになりはじめた。今週に入り、東京や大阪では毎日コロナ感染者が増えはじめた。だが、政府の対策は「経済を優先」して、相変わらず「マスク、手洗い」の奨励をし、「自助」に頼るしかない。何の政策も方策も打ち出さない。しかも分科会の尾美会長は、食事会などに参加した場合は、「マスクを片方で外し、口の中に食事を運んで、マスクを閉じてください」と言った。あきれて口が塞がらない。そこまでして、Go To Eatキャンペーンを継続させるのか。
感染症の専門家の医者はいったんGo To キャンペーンを止めて、感染症拡大を防ぐことも必要だという。Go Toキャンペーンはある種時間的、経済的に余裕のある人しか参加できない。非正規雇用だった方たちは、職を奪われ、なかなか生活が大変であるというがあちこちに書かれている。国会でも問題にしていた。だが、政府が「ロックダウン」のような宣言をすれば、財政支援をしなければならない。そうしたことはしたくないのは見え見えだ。
PCR検査を「いつでも、誰でも、どこででも」無料ででき、はやく感染者を見つけて、対策をねることが先決だ。だが、菅首相は専門家の意見を盾にとり、感染状況を「危険な状況」ではないという。本当にそうだろうか。あまりにも、軽くみているのではないか。医療崩壊が起こることを心配している。海外との交流も開放ばかりなので、どこからウィルスが入ってくるのか、どこで感染していくのかをきちっと突き詰めてほしい。
3日前に植物園に出かけた。紅葉は綺麗に色づきはじめ、コスモス畑は満開だった。広々とした植物園はいつきても新しいお花や木々が姿を変えて迎えてくれる。朝の散歩には最適な場所だ。保育園の幼児たちがのびのびと遊んでいるのも微笑ましい。いつの間にか寒桜がさいていた。
