Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

5月12日、朝の散歩と生協での買い物

 今朝もいつものコースを散歩した。いいお天気で気持ちがいい。コロナはどこにいるのかと思うほどだが、飛沫感染して急激に人から人に伝染していく。やっかいだ。これまで私たちは、さまざまなウィルスによる感染を経験しているが、今回ほどのものではなかった。2、3日すれば、いつの間にか治っているというほどだった。それだけ人間には免疫力があったのだと思うが、今回は世界的に広がっていき、いつまで経っても終結しない。

 東京都がこれまで発表していた感染者数や亡くなった方たちの数に間違いがあったらしい。集計がうまく行っていなかったというが、意図的なものだったのではないか。根本的には、PCR検査が十分に行われなかったこと、厚生省が発表した基準(37.5度の発熱が4日以上)を、加藤厚生大臣は誤解されたと発言した。それはないだろうと思った。真面目に自宅でじっと我慢し、ひどくなって駆け込んだ後、亡くなった人たちが大勢いた。保健所は厚生省からの通達を守り、コロナ感染症にかかったかどうか不安な人たちが、検査を断られつづけた。にもかかわらず、厚生大臣の「誤解」発言は、あまりにも非人間的、政府が責任をとらない姿勢そのものだ。枝野立憲民主党首は、衆議委員予算委員会で「責任転嫁」だと批判した。

 政府はこのコロナ対策をしなければならない時に、検察庁法改正案に抗議する声がこの3日間で、600万件を超えたという。多くの反対を押し切って法案通過させれば、国民はもう安倍首相の言うことは聞かなくなるだろう。

 安倍政権にとって、なぜ黒川氏が必要なのか。まず佐川宣寿元国税庁長官以下37名らの「森友学園での公文書の改竄問題」。小渕優子経産相が「政治資金規正法違反ドリル問題」、松島みどり元法相「うちわ選挙区配布問題」、甘利明元元経済再生担当相「UR都市再生機構への口利き疑惑」下村博文文科相加計学園パーティー券200万円」などが不起訴となっている。「桜を見る会」のまずさも、コロナ騒動でうやむやになっているが、明らかに公選挙法に違反。こうした事態を法的に処罰しなかったのが、この黒川氏だった。

 Bookcover series, 5日目。

f:id:mwenge:20200513104609p:plainナイジェリアの女性作家チママンダ・ゴズィ・アディチェ『半分のぼった黄色い太陽』(くぼたのぞみ訳)。アフリカ文学界に新しい風を吹き込んだ、衝撃的な作品。多角的な視点から作品を構成していく迫力のある作品に圧倒された。