Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月27日、南アフリカからのたより

 南アフリカから別の友人からメールが届いた。昨日は南アフリカ政府はアフリカ人地域に水や食料を届けているといいニュースを聞いたと思っていたが、今日のメールでは多くの地域ではそうではないようだ。アフリカ人地域には外出禁止令がでているので、違反者を取締るために警察官が多くでて、銃を向けているという。

 友人たちは政府への陳情書を書き、面会を求めているというが、なしのつぶてだという。友人がいうには、銃ではなく、コロナテスト、食料や賃金保証だという。Hiv-AIDSの時には、拡散を阻止するために多くにテストを呼びかけたではないかと。いま必要なのは、コロナテストだという。日本も同じ。安倍首相は一日6000〜8000件のテストが可能だと豪語した。しかし現実にはテストをしない。韓国の場合はドライブスルーのようなところでもテストを多くやった。他の国もそうだ。日本の場合、保険がどうだとか、保健所がどうだとか、議論ばかりで、前にすすまない。国立感染研究所は研究しか頭にない。感染経路が不明なケースが半分近くになってきた。もう誰がどこでどうして感染したのかわからなくなっている。

 東京知事はコロナのことについてこれまでまったく発言してこなかった。豪華客船の時だって、多くの人たちはハラハラしながらニュースを聞いていた。検査も不十分だったことで、感染が拡大した。東京は他人ごとで何の措置も講じなかった。この状況だと、日本でも医療崩壊が目にみえている。これまで、医療体制を育成してこなかった結果だが、何とか手立てを講じるのが政府の役目ではないか。

 今回の件は、外出禁止を破った若者の所為にしたり、病気持ちの老人の所為にしないでほしい。感染した人が悪いわけではない。

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    ガマズミが咲き、チューリップが花をつけてきた。花たちはどんな苦境もものともしない。強い。