Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

コロナ対策とは何か、大学入試共通テストは必要か?

 大阪府知事吉村氏は、京都と兵庫の知事と話し合いをして、ようやく「まん延防止等重点措置」発令の要請を政府に出すことにしたという。ここ数日毎日過去最多数の感染者を出しているのに、吉村氏は「まん延防止等重点措置」では疫学的効果がないことを理由にし、病床率が35%になるのを待っていた。だが、兵庫知事から感染拡大が過去最多になり、待ちきれずに吉村氏に「まん防」要請したという。京都は1320人で過去最多。大阪も6000人に近づいている。吉村氏は、他によい対策があるのなら、それを示すべきだが、誰にもその具体的案がない。吉村氏のスタンドプレー、大阪の医療逼迫隠し、経済を優先させる方策に思える。

 政府対策分科会の尾身会長は、今後の感染対策として「人流抑制ではなく、(会食などの)人数制限がキーワードになる」「ステイホームなんて必要がない」と言った。政府も自治体も経済優先の立場を取りつづける。さまざまな場で批判の声が聞こえる。なぜそう言えるのか、今までの発言とは大きく違ってきたのは、なぜなのかを知りたい。正直納得はできない。もうコロナのことを考えたくない気持ちになってきた。

 朝から雪が降ったりやんだりだったが、夕方には吹雪となり、このままだと雪が積もってしまいそうだ。寒さが増してきた。寒い冬に突入してきた。今年の受験生は大変だ。先週15日(土)と16日(日)に行われた大学入学共通テストの平均点は大幅に落ち込み、数学は過去最低の記録となったという。これまでコロナ禍の中、受験生たちは、対面授業が受けられず、慣れないリモート授業から、十分な学力を得られなかったとすれば、気の毒だ。大雪やトンガ沖の海底火山の爆発の影響を受けた津波のせいで受験できなかった学生、東京大学の門前で起こった事件のせいで受験できなかった学生、コロナ感染で受験できなかった学生などがいた。根本的に受験体制を変えなければならないのではないか。

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今日描いたイラスト。「アフリカに松明を!」のイメージ。Mwengeとは、スワヒリ語で「篝火、炬火、松明」の意。1960年代タンガニーカ(1961年独立、1964年ザンジバルと合邦してタンザニア連合共和国となる)独立の象徴ともなった言葉。アフリカ文学研究会の会報のタイトルをMwengeとしたので、その雑誌の合本の表紙を書いてみた。