Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

3月26日 東京でコロナ感染者が増える

 昨夜東京都知事は東京でコロナ感染者が1日で41名となり、週末の不要不急の外出を控えてほしいと要請した。なぜ昨日なのか。なぜ昨日に増えたのか。オリンピックの1年の延期が決定した直後のことだった。大阪では感染者の数が増えていて、先週の週末には大阪府知事は不要不急の外出を控えてほしいと訴えていた。

 この4月に南アフリカから友人が訪ねてくることになっていたが、友人はこれなくなり、数週間前に旅行をキャンセルした。私もロンドン、パリ行きはキャンセルした。南アフリカでは、コロナ感染者が急激に増えないように、大統領は三週間の不要不急の外出を禁じた。劇場なども閉鎖された。南アフリカではアフリカ人タウンシップの暮らしは大変なもので、冬にはインフルエンザが蔓延する。今回は治療薬もなく、なす術がないので、急速に拡大するのをまず防ぐしかない。タウンシップで暮らす人びとは仕事がなければ暮らしていけない。そこで、政府は水と食料をタウンシップに大量に配っているという。さらに多くいるホームレスの人たちには一時避難場所を提供して移動させているという。こうした政府の処置に友人は拍手を送っている。

 こうした生きていくための人びとの暮らしを守ることから始まっている。日本の場合はどうか。人びとの暮らしを守ることなどよりは、「よくやっている感」を出すふりだけをしているようにしか思えない。マスクはどこにあるの? 子供を抱える働く親たちへの救済策を考えてるフリをしているが、実際にこのコロナ騒動で経済的打撃を受けた多くの業種の人たちのことはあまり考えていない。これまでも自民党政策のしわ寄せがきて、医療崩壊が始まりそうな予感がするが、厚生省、財務省文科省などなど責任逃れの悪諾をするのではなく、しっかりと国民のほうに目をむけて仕事をしてほしい。

 南アフリカの友人は、長年出版社で仕事をし、いまは退職しているが、編集顧問として在宅で作品を読んでいる。音楽観賞、ガーデニング、洋裁、絵画、料理、読書など共通する趣味がある。

f:id:mwenge:20200326115319p:plain30年来の友人で、むしろ私自身が彼女から影響を受けたのかも知れない。仕事もプライベートな生活も楽しむ方法を教わったような気がする。

    <ーーバス停横の桜。