Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2月28日 学校が一斉休校に

 27日、安倍首相は、コロナ感染症に関連して、全国の小中高校を全国一斉休校にすると宣言した。1日あけてあちこちで大混乱が起こっている。何の方策もなく、あと先考えずに宣言したので、さまざまな混乱を引き起こした。あるコメンテーターは「戦時状況下にある」と言った。もっとも言って欲しくない言葉だ。あらゆる機会を捉えて、戦時下の政府の権力強化と憲法改悪への道を模索している安倍首相にとっての格好の材料にしようとする強かな思いがある。どさくさに紛れてやってはいけないことだ。

 京都市は2日間は授業をして、その後を休校にすると発表した。安倍首相はあまりにも唐突に一方的だった。大企業では在宅勤務も認められ、実施されているようだが、中小企業ではアルバイあるいは契約社員、非正規雇用者などは簡単に休暇が取れない。こうした生活を保証する体制はできていない。病気にかかっても、検査も受けられず、休暇もとれない状況が背景にある。

 子供たちは学校が休校になって、友人や仲間と連れ立って、集団で遊ぶだろうし、自宅にじっと閉じこもっていないだろう。

PCR検査キットがなく、重症でなければ検査が受けられないという状況をまず何とかしないといけないだろう。まずは検査を受けなければ、感染の拡大をとめられないが、統計数字が跳ね上がるのを恐れているとしか思えない。

 ダイアモンド・プリンセス号の客船の水際作戦が失敗したこと、世界からの批判をかわすためでもあるのだろうが・・・。

 あるコメンテータは医療体制の縮小、ベッド数削減などの政府の医療に対する政策が失敗している結果が、いまの状況を生み出しているとも指摘している。

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今回のコロナウィルスに対しては国の予算は150億弱。アメリカから戦闘機一機1兆円もするものを100以上も購入することを勝手に決めてきた安倍首相の頭のなかはどうなっているのだろうか。