Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

2月16日 京都マラソン

16日、日曜日。京都マラソンで、朝早くから正午過ぎまで、我が家の前の道路は交通機関の通行止めだった。あいにくの小雨だったが、マラソンは決行された。走っている人たちはそれほど寒くないのか、ランニングに短パンの人も多かった。ビニールの雨具をきている人もいた。とにかく目の前ではかなりの勢いで走っている人たちが大勢いた。

 健康に優れない人は参加を辞退し、来年に参加権を保持するという。とくに300人ほどの在京中国人の参加は遠慮してもらったという。大勢の人が集合するために、コロナウィルスによるインフルエンザの拡散を防止する方法の一つだとした。

 23日の天皇誕生日一般参賀は取りやめになった。東京マラソンでも一般市民の参加は取りやめになった。嵐の中国公演は中止。近々龍谷大学で開催される予定だった国際会議は、フランス人研究者が来日を取りやめたので、中止となった。

 病院でもスーパーでも人の数は少なくなったように思う。横浜に停泊中のダイヤモンド・プリンセス号では、毎日コロナ感染者が増え続けている。ついに、全員にウィルス検査と下船の処置をすると発表があった。だが、遅々として進まない。なぜなのだろうか。日本政府の対応のまずさが全世界から非難されている。

 人命救助などにはまったく関心がない安倍首相。自身の保身と利権がらみの人間関係の構築に関心があるのだろう。戦闘機など買わなければ、すぐに3700人の乗員など対応できるはずだ。多国籍の人たちがいようとも、それこそ国際外交で力が発揮できるはずだ。

 17日の国会中継は午後からずっとみてしまった。午前中はリハビリに行っていたのと、リハビリ病院からの帰りは散歩のつもりで歩いて帰ってきたので、午前中の辻元清美さんの質問に対する安倍首相の「意味のない質問だ」とヤジを飛ばしたことに対する謝罪は見られなかった。だが、午後からの安倍首相の「桜を見る会」の前夜祭に関して、「ホテル側の回答はあくまで一般論」で、「個別の案件は回答に含まれていない」と主張して、ホテル側と安倍後援会との間で交わされたことは、個別の案件だと主張し続けた。

 さまざまな野党側の質問に対しても、同じことを繰り返す首相の態度にあきれた。18日の朝日新聞の報道によれば、ホテル側に問い合わせた結果、ANAホテルはこの部分を「申し上げた事実はございません」と否定したと報じている。

 ホテル側ももし、安倍首相側に特別扱いをしていたとすれば、脱税容疑や政治資金法にひっかかるかもしれない。なによりも、そのような不公平な扱いをするホテルは、大きな信用を失うことになるだろう。

 コロナ対策の方が「桜を見る会」よりも大事だとするツイッターの声や世論(?)があるが、どちらの問題も根っこではつながっている。国立感染症研究所の予算がここ数年来大幅にカットされており、それに対して安倍首相肝入りで作った加計学園などには莫大な予算を費やしてきた。こうした安倍首相の姿勢がいまの状況を生み出している。

 安倍首相は、自分がやってきたことを大いに反省をして、退陣すべき時期がきたように思う。