Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

雨の1日 静岡知事の発言について

3日(水)朝から雨だった。夜から雨が降っていたのかもしれない。天気予報どおりだった。雨が降ると鬱陶しく、気分が滅入る。ようやく桜が咲き始めたのにと思ったが、適当に雨も降らなければ、自然界の輪廻が狂い、気候温暖化や地殻変動などが多発するのかもしれない。「恵の雨」と喜ばなければと気持ちをとりもどす。冬物の洗濯も済まし、衣がえも済ませていたので、家の中でゆっくりと過ごした。ベランダで育てているバラから、一斉に葉っぱが出てきた。雨を喜んでいるようにも見える。

 静岡の川勝知事が新規採用職員に述べた訓示が問題になっている。危機管理や心構えについて「うそ偽りを言わないこと、言葉遣いが大切」などと述べた後、「県庁はシンクタンク。野菜を売ったり、牛の世話をしたり、モノを作ったりとかと違い、皆さまは頭脳、知性の高い人たち」と発言した。「知性の高い人」「知性の低い人」と直感的に反応したことはよくわかる。川勝知事はそこまで意識して発言したとは思わないが、知事の発言は、「職業差別」だとしてマスコミは大きく取り上げた。県民からは1400件以上の苦情が殺到しているという。説明や言葉が足らず、言いたいことの本質からずれてしまった。知事は、誤解や曲解だとして撤回しないことを表明し、「職業差別はありません。もし、そのことで不愉快な思いをされたとすれば 誠に申し訳ないと思う」と謝罪した。私自身も知事の軽率だった言動には頭を傾げるが、辞職を決断させるものなのかと思った。SNSでは、人を貶める発言がめちゃくちゃ飛び交う時代に、人をひきづり落とすことに快感をいだく人たちの「言葉」を許していく社会になることに、恐ろしさを感じた。自民党議員のさまざまな不適切発言、とくに麻生太郎森喜朗の差別発言は、なぜ許されるのだろうか。