Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

ユリカモメ、初筋トレジム・カーブス 本の整理

 11日(水)朝の散歩に植物園まで出かけた。鴨川にユリカモメが戻ってきた。ユリカモメは都鳥とも呼ばれ、京都の鳥のこと。百人一首の「名にしおはばいざこと問はむ都鳥 わが思う人はありやなしやと」にでてくる都鳥はユリカモメのこと。このうたを詠んだ人は隅田川をみて、京都の鴨川を思い出して、「わが思う人」は元気にしているのだろうか、どうだろうかと詠った。ユリカモメを見ると、毎年同じことを思い出している。不思議と歳をとってくると、遠い昔に学んだことが思い出され、初めて理解できることが多々ある。植物園の中では、秋に咲いていた花たちは全部綺麗に抜き取られ、土が耕されていた。落葉樹はほとんど葉っぱを落として、枝だけの美しい姿をみせていた。

         

いつものように、植物園の前にある筋トレジム・カーブスに行った。12月中旬からずっと休んでいたので、本当に久しぶりの筋トレだった。計測があり、筋肉はあまり落ちていなかった。むしろ体脂肪率はよくなっていた。あちこちが痛み、身体が縮こんでしまったと思っていたので、身体のあちこちの筋肉を伸ばし、身体が軽くなったような気分になった。筋トレジムに通うようになって5年になるが、このコロナ禍の中、ジム通いは少なくなったが、やればやっただけの効果はあるように思う。

 本の整理を始めた。退職後に読みたい本を残していたが、ここしばらくは手にとることも、目を通すこともしなかった本がたまっている。どう処分するかを考えはじめた。一冊一冊手にとって、必要か不要かを選別作業をしばらくつづけようと思う。私にとっては宝物のようなものでも、他の人にとっては不要だとわかっている。だが、最近にお会いしたこともない若い人からメールをもらって、いろいろ研究上のことやら、私たちがやってきたアフリカ文学研究会のことやら、尋ねられることがつづいた。本は資料でもあり、楽しく学ぶ入り口でもあるので、どうしようかといま迷っている。私自身がどうするかを決めなければならない。いま始めたばかりだが、少なくとも、本棚に二重に入れていた本を、一重だけにしようと思った。一冊一冊を手に取るだけでも、本を購入した時の気持ちや、読んだ時の気持ちなどが思い出された。       

 12日(木)今朝、いつもの病院に出かけた。受付にマイナンバーカード用のカードリーダが設置されていた。カードを下に入れると、自動的にカードの情報を読み取るシステムになっていた。政府は年金とマイナンバーを紐付けしようとしているという。カードを登録するかしないかを郵送で知らせ、返事の無い者はマイナンバーカードに紐付けすることを同意したとみなすという。あれよあれよと思う間に、マイナンバーカード制度を強制的につくりつつある。なんだか、「踏み絵」のようなやり方には「いや〜あな」思いがする。