Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

冬至に南瓜 マイナンバーカード、「羽鳥モーニングショー」はどうなったの?

 22日は冬至。一年のうち夜が一番長くなり、太陽があたる日中が一番短くなる。「水彩画教室」の先生は、二十四節気で季節を感じておられ、私たちにもいまは「冬至」と語られた。春分とか秋分とか、大寒立春立秋啓蟄などは知っていたが、一年を二十四の季節に分けた呼び方だとは気づかないでいた。季節をしっかり身体に感じながら暮らす目安にしようと思った。母の誕生日だったので、冬至にはゆず湯に入り、南瓜を食べていたように思う。南瓜は栄養価が高い野菜で、健康を維持するための生活の知恵だったのかと改めて思った。

 マイナンバーカードを作らない人に対してさまざまなペナルティーを科しはじめた。登録した人には2万円の謝金を払い、登録しない人には保険料の診察料を6円余分に科すという。保険証が紙のものか、カードの違いによって診察料を変えるのはあまりにもひどい処置だと思う。これは明らかな差別と罰金のような制度で、社会的不平等の扱いではないかと思う。国は勝手にマイナンバーを個人に対してつけておいて、カードを持たない人と持つ人とを差別するのは、何なのか。マイナンバーカードを国が発行すればいい。カードも生涯使えるものではない。何年かに一度は更新しなければならない。クレディット・カードでは3年から5、6年で、絶えず更新される。マイナンバーカードは何に使えるのか、明確ではない。日常生活に本当に必要かどうかだ。役所の手続きのためだけなら、そんなに必要だろうか。役所の仕事をすべてデジタル化して、人手をなくすので、マイナンバーカードを所持してくださいというのなら、手続き上の問題かと思うが、そうでないのなら、どうして必要なのかを国民に説明する必要があるのではないか。

 オリンピック・パラリンピックの総支出額が明らかになった。でたらめな、莫大な費用が勝手に支出されていた。それと同じく、莫大な「防衛費」が予算化されている。なんでも政府が勝手に決められるということが恐ろしい。国会の機能は何なのか。誰も何も言えない社会へ踏み出しはじめた。恐ろしさを感じる。6円ぐらいの話ではない。

 羽鳥モーニングショーで、高級冷凍食品が紹介され、レストランの味を味わえるというものだった。ロールキャベツが一つ1500円強や、かにクロケットなどが紹介されていた。このコロナ禍でレストラン側の苦肉の策で売っているのはわかるが、4人家族で6000円以上もする食材を購入できる層は非常に少ないと思う。無神経な番組作りに嫌気がさした。朝の番組を観ている人たちは、比較的経済的に余裕がある人たちかもしれない。なんだか、日本の経済状況や政治状況から遠ざけるような番組作りをするメディアの感性に怒りのようなものを感じた。どの料理番組でも、季節の野菜を使って、安く美味しく、簡単に作ることを教えてくれる。嬉しくなる、作ってみたくなる、そんな番組が多いのに、「羽鳥モーニングショー」はどうなってしまったのか。番組冒頭の猫や犬や動物たちの「癒し」を見せつけられるのもいやだ。