Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月22日 高野川沿い散歩。植物園の散歩。デジタル社会の危険性

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20日(水)夫の用事で京大近くの百万遍まで出かけた。出町柳までバスに乗り、そこから5〜6分歩いた。日頃は、なかなかここまで来ないので、懐かしい気持ちになった。風は少しあったので、モンベルの薄手のダウンを着てきたのは正解だった。用をすませて、高野川沿いを北上し、以前に住んでいたところを歩いた。いままでとは違う風景は、ママコノシリヌグイが群生していた。川の両端にたまった砂の上に咲いているようだった。携帯電話を持っていなかったので、夫に写真をとってもらった。以前はこんなに咲いていなかったが、いつの間にか群生している。圧倒的生命力。

 もと我が家は新しい家に建て変わり、紅葉だけはそのままだった。裏の酒屋さんは新しい家が2軒建ち、裏も明るくなっていた。嬉しい気持ちになった。30年以上も暮らしてきたところに愛着はあったが、歳をとり、二人暮らしになった今ではシンプルな暮らしが一番。

 衆議院選挙がスタートした。各党首がそれぞれの選挙区に出向いた。岸田首相は国会では何の実績もなく、「バラ色」の約束をし、総裁選以前に主張していたことをほぼ全部をとりさげ、あいまいな主張になっていた。そして選挙第一声を福島の復興住宅を訪れ、「被災者に寄り添う」と約束していく。復興後4度目の総選挙だが、選挙のたびに公約してきたことは、反故になり、何一つ実現しない。住民は避難させられたまま。口先ではなんとでもいえる。安倍元首相は東京オリンピックが決まったとき、福島は「アンダーコントロール」できていると世界に向けて大嘘をついた。菅首相になってもその嘘を嘘で塗り固めた。さて、岸田氏はどうするのだろうか。政府としては、どう決断するのだろうか。地元の住民たちはすでに「口先だけの欺瞞」を知っているのだが。

 21日(木)雲空だが、雨は降りそうでもないので、朝の散歩に植物園と筋トレジム・カーブスにでかけた。散歩が一番楽な運動で、いくら歩いても疲れないのが嬉しい。

 植物園では、常盤蝋梅が咲いていた。普段よく見かける蝋梅は春が訪れる前に咲き出す。いまごろに小ぶりの蝋梅が咲いていた。シモナンサスニテンスという名札がついていた。横にアマミヒイラギモチが鈴なりの実がなっていた。実りの秋そのもの。

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  ジムでは機械が新しいのと変わっていた。もう10年使用し、アメリカ生まれのカーブスのトレーニング用マシーンはアメリカ人の体型に合わせたものだったので、今回のは日本人向けで、これまでよりは少し強い付加がかかるように作られているとか。筋肉が鍛えられているようにも思えた。

 お昼からは、半袖の服をしまった。長袖のティシャツやシャツブラウスは年中着る機会があるので、いつもタンスにしまっているので、衣替えをすることはない。冬服を出したり、しまったりするときは大変だが、この時期の衣替えはそれほどでもない。

 22日(金)京都外大のフランス語の授業は、大学入試関連行事で休講。食洗機の調子が1ヶ月ほど前から悪くて、点検にきてくれることになっていた。だが、まずは電話で確認をしたいということで、食洗機のどの部分が問題か質問に答えて欲しいと言う電話がかかってきて、すぐには修理にはいけないという。大阪ガスで購入して2年前の2019年に設置してもらった。その前にも10年以上は食洗機を使っていて、買い換えたばかりだった。途中で止まったり、うまく洗えなくなったので、しばらく手洗いをして、ときどき乾燥だけしていた。しばらく食洗機を使わなかったので、電話で食洗機を普通に使って、どのような点滅ランプが付くか知らせて欲しいというので、試してみた。点滅ランプはつかないで、普通に洗えた。これって、自然に直ったというのだろうか。すべてコンピュータ化されているので、しばらく使わないことで、データーが初期化されてうまく動いているのだろうか。しばらく試してみることで、修理は見合わせることになった。最近の家電はすべて、コンピュータ化されているので、どこかでリスタートがかかって、元通りになるのかもしれない。

 ツイッターは、誰でも、何でも、いつでも、どこでも、書いていいという暗黙の了解がある。だからと言って、何でも書いていいとは限らない。Dappiという名前をもつグループは、ネット上で野党について嘘とデマの情報を拡散して衆議院選挙の妨害をおこなっているという。裏ではこの組織に自民党から資金が流れているともいわれる。事実はどうであれ、ある一組織のために、嘘や誹謗中傷の情報を流すことは、マナー違反だし、場合によっては法律違反にもなる。このサイトだけだはなく、ネット上では本名を名乗らなくてもいいので、無責任な誹謗・中傷を平気で行う人がたくさんいる。そして、嘘やデマを信じ込む人がいることがとても残念だ。

 最近では物売りの電話がかかってくる。多くは詐欺かと思うので電話での勧誘には一切乗らないことにしている。コロナ禍で店舗や普通の流通では物が売れないことはよくわかる。だが、実際に物を見ないで、電話だけで信用して簡単に購入する人はいるのだろうか。最近、あちこちから、「北海道の海産物を限られたお客様に売っているので、お得なので購入して欲しい」と電話がかかってきた。その品物が本当に北海道産なのか、どこから送られてくるのか、簡単には信用できない。どんなルートをたどって電話をかけてきたのだろうか。「オレオレ詐欺」ではないが、電話一本で知らない人の言葉にのっかかれない。いまだに、毎日何本もアマゾンや銀行を名乗る詐欺メールがはいってくる。それで私が持っているクレディット・カードを全部変更して、ネットでは絶対にお金の送金や支払いはしないと決めた。いつ誰がどこで、ネット上にあふれている情報を悪用するかもしれないと、警戒心を強めている。ネットの社会は便利かもしれないが、落とし穴がいっぱいあるように思う。

 デジタル庁との関わりで、マイナンバーを保険証やワクチン証明書や免許証などと紐つけようとしているが、マイナンバーカードを作った人は3割強だという。高齢者にとってマイナンバーカードは必要だろうか。銀行口座と紐つけされて、マイナンバーカードでお金の出し入れもできるとなっていくと、まったく政府に日常生活まで全部管理されるという危機感がある。「今の政府なら考えそうなことだから、信用ならん」と思ってしまう。私にとってはマイナンバーカードは不要だ。