Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

スケッチ教室、なぜ「子ども庁」に「家庭」が入るのか。

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   22日(土)午後から「おとなの小学校」にスケッチ教室にでかけた。フランスのラ・ロッシュ・ギヨンのカフェ・レストランを描いた。どのように色彩をするのか先生のお手本をしばらく見学していた。色の作り方、塗り方、影の作り方など、基本的なことを学んだ。意識して彩色していかねば。先月にはスケッチをしたのだが、家で仕上げていなかったので、教室で下書きを完成させた。うまく細部を描けない。観察力と想像力が必要。

 1月25日から6日間、ギャラリーヒルゲートで安野光雅さんの追悼展が開催される。このギャラリーのオーナーとは、長年の友人で、何年も前に安野光雅さんの版画(テムズ川のロンドン風景)を購入した。いまも家に飾っているが、安野光雅さんの風景画を見るたびに、その場に行きたい気持ち、希望の夢心地にさせてくれる。普段なら何の躊躇もなく飛んでいくのだが、このコロナ禍の中、私の心を重くしている。

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  「スケッチ教室」の帰路、北大路のスーパによった。土曜日なので大勢の人がきていた。コロナ感染が心配だが、京都でも毎日過去最多の記録を出している。京都市内だけでも1000人に近づいている。どう過ごせばいいか、よくわからなくなってきた。卵や野菜、果物を購入。少ししか買い物をしていないのに、買物袋がいっぱいになった。数秒のタッチで、いつものバスに乗り遅れた。土曜日なので、20分に一本しかない。別ルートで帰ることにした。家の前のバス停に止まるバスが2本増えたので、途中乗り換えをしても便利になった。

 家に帰ってから、本棚の整理をはじめた。まずミニコンポをもっと使いやすい位置に移動させた。そのためには本棚に入っている本を出した。以前にかなり本の整理したが、まだまだ不要な本がたくさんある。少しづつ処分するしかないのかもしれない。まずは、1日の大半を過ごしている机の周りを居心地よくしようと思った。あそこもここも整理整頓したくなった。明日にもつづく。

 昨年の12月に検討中の「こども庁」は、「こども家庭庁」に名称が変更になった。「子供は家庭で育つもの」という従来の家父長制度の意識が復活している。子供は社会が育てるという視点から大きく変更になっているが、コロナ禍のなかで十分に議論されないまま、進んできた。単なる名称変更ではない。子供と社会との関係をどう捉えるかという、根本的な制度の問題である。政府にとって不都合な意見を出す研究者や専門家を切り捨て、自分たちにとって都合のいい考えを推し進めていくために、土壇場で名称をひっくり返した。こんなやり方っておかしいと自民党内から意見はでないのか。あまりにもひどいではないか。中心の「子供」から逸脱して「家庭」が中心にすり替えられた。