Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

10月23日 スケッチ教室、「皇族」「天皇制」とはなにか。

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 午後から「おとなの小学校」のスケッチ教室にでかけた。この前には映画「スタンド・バイ・ミー」の4人の男の子たちが線路をつたって歩いていく場面を描いた。それを仕上げて、先生にみてもらった。アドバイスを受けて直したもの。

 今日はフランスのサンセヌリ・ル・ジェレという美しい街の写真を見ながらスケッチをした。どこが水平線で、目の高さはどこにあるのかを確認しながら、鉛筆で輪郭をとった。水彩画なので、輪郭を綺麗にとることが一番大事。色はあまり重ねないので、しっかりと輪郭をかくことが大事だと。

 TBSの午後5時半からの「報道特集」は、なかなか鋭い視点で問題を切り込んでいく。金平茂紀キャスターは「真子さんの結婚問題」をとりあげた。真子さんは今日30歳の誕生日を迎えた。小室圭だんと26日に結婚し、皇室を離れる。金平さんの説明によると、真子さんに対して結婚に伴う儀式は一切行われず、一時金も支給されない。すべて私的行動であり、異例の結婚となる。金平さんはこれまでのマスコミの行き過ぎた報道を少し批判した。一連の異例の対応は何を意味するのかをほりさげた。「皇室には自由があるのか」「女性の人権は」「皇室、あるいは天皇制の聖なるものの崩壊」「皇位継承問題への影響」などを取り上げ、「揺れる皇室」「天皇制」を考えた。真子さんが主張する「個人の権利」は「天皇制」=「皇室」には許されないという。

 髭の殿下として知られる三笠宮寛仁は、皇族は多くの制約を受けることに窮屈さを感じて、「皇籍離脱」を求めたが、却下された。真子さんの結婚が「異例」扱いされるのは、「皇族としてのあるまじき態度」として宮内庁からの圧力。天皇制を維持していくためには、真子さんのように「個人の権利」を主張してはならないのだという。「身分制度」も大事だという。

 小室圭さんに対する態度は、まさに宮内庁の意にそぐわないことからくる。皇室や天皇制を揺るがすものなのだと。小室家が多くの問題を抱え、庶民の出身であることが気にくわないのだとすれば、真子さんが小室さんとの結婚で、皇族としての「品格」を汚したという構造を作りあげなければならない。まさに「皇室」からの追放扱いを真子さんに対して行うのはそのためだと。マスコミはその構造に乗っかったとすれば、マスコミは「天皇制」や日本の「皇室」に対する姿勢をしっかりと示さなければならないのに、そこまでは踏み込まず、行き過ぎた「個人攻撃」をしてきたのだと。

 真子さんを標的にして、まさにいじめの構造を作りあげ、異例のお公式行事を一切行わないできた。「国民が納得する」とはどういうことか。「皇室」と「国民」との関係をうまく作りつづけることが、「天皇制」維持に繋がるというのであれば、そんな「天皇制」は不要なのではないか。