Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

1月11日 成人式に思う

 1月11日、毎年成人式がある。10日に成人式をした所もあるが、大阪は中止をした。京都は成人式を実施する方針を出した。孫は滋賀県大津市に住んでいるので、大津市は実施。一昨日から大雪のため長浜市は中止になった。すでに準備のために予約していた人たちは大変だっただろうと思う。このコロナ禍の中で、事態はどうなるかわからなかったことから、孫には着付けや美容院などに予約はしないように言っていた。

f:id:mwenge:20210111150236j:plain今朝は早くから娘の家に出向き、孫の着物の着付けを手伝った。すでに2度ほど着付けの練習をしていたので、今日はうまくいった。娘の振袖の身幅を出して、なんとか着れるようにしたのでよかったと思う。帯は私のものだが、とても結びやすい。私は卒業式の時には必ず着物を着るようにしてきたし、若い頃から着物はよく着ていた。卒業式には着くずれした学生たちの着物を直してあげることもよくあった。

 いつも思うことだが、卒寮式や、成人式に出席するのに、女性の多くは振袖を着る。振袖もない人もいるだろうし、着物をレンタルするにも、多額のお金がかかるので、振袖を着れない人もいるだろう。なんだか、すっきりしない気分になり、若い人たちの成人を素直に喜べないのだが。

 東京ではコロナ感染者が1219人で、月曜にしては過去最大となった。神奈川県も感染者の数が増えている。自宅で待機している人が亡くなったというニュースが流れた。毎日感染者が全国で増え続け、保健所への連絡も救急車の連絡もできず、入院できる病院もない状態が続き、自宅待機を余儀なくさせられていること事態が異常なのだ。こうした状況になることはすでに予想できたはずなのに、政府は何をしているのだろうか。関西3都市で政府に対して「緊急事態宣言」を出してほしいと要請しても、菅首相はすぐに返事はせず、「分科会の意見を聞く」という。首相が判断すべき事態だという認識はない。責任をすべて分科会に委ねようとするのは、首相としての指導力、政治力がないということではないか。責任のがれではないか。

 理屈として、大阪は感染者の数が一度下がってきたが、今異常な増え方をしているので、今後増えるかどうかを見極めてからだという。しかしそれでは遅すぎるのではないか。変な理屈が通るものだと呆れる。政府は「余分な」財政を地方に出したくないというのがみえみえだ。