Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

11月2日 政治の世界は?大阪都構想と国会とアメリカ大統領選挙 

 あっという間に時間がすぎてしまう。

 11月1日は、大阪市を廃止して「都構想」の是非が住民投票で問われた。結果は反対が賛成を越え、大阪市は存続することになった。大阪維新の会がこの10年間進めてきたが、住民には受け入れられなかった。わざわざ政令都市から、区に縮小する必要があるのだろうかと思っていた。大阪維新の会は、大阪府大阪市の二重行政を指摘してきた。京都府京都市の間でも同じだろうし、愛知県と名古屋市、あるいは兵庫県と神戸市の間で同じ問題が起こっているだろうか。いま全国に政令都市は20あるそうだ。かつては、横浜、大阪、名古屋、京都、神戸が政令指定都市として誕生した。大阪市が無くなることを知らなかった人が多くいたというのも、住民騙しみたいだと思った。開票が夜の9時から始まり、テレビで開票結果を深夜までずっと見入ってしまった。

 翌朝の毎日放送の朝のテレビ番組に出演した橋下徹氏のいいかげんな「都構想」敗北について、いい加減なことを言った。普段はTBSの「グッとラック」はみないが、橋下氏がコメンテータで出ていたのでみた。ついついツイッターした。

f:id:mwenge:20201102175913p:plain「グッとラック」で、橋下徹氏は「大阪都構想」の住民投票で、投票率の高い高齢者が反対したので、否決されたと言った。そして「子供たちにも投票させる。子供は投票できないから親がやる」と語った。何と言う政治感覚かとあきれた。本当に弁護士ですか。めちゃくちゃな論理と、高齢者蔑視はひどすぎ。」

f:id:mwenge:20201102175913p:plain橋下徹氏は「子供にも住民投票権」があれば、「都構想」も賛成者が多いはずだと言った。若い人は改革をのぞみ、年寄りは「保守的」といわんばかりだった。めちゃくちゃな論理と、年寄り差別に憤りです。年配者は多くの知恵と経験が蓄積されている。馬鹿にするな!」

 11月2日は国会で質疑応答がはじまった。日本学術会議に関するものが多かった。菅首相の答弁はもう支離滅裂。官僚が書いた文章を読み上げるだけで答えになっていない。腹立たしくなる。立憲民主党の質問は立派だった。

 またここでもツイッターしてしまった。

午前中は自民党公明党の質疑だった。

 f:id:mwenge:20201102175913p:plain「いま国会で自民党大塚拓日本学術会議について質問し、意見を述べている。質の悪さ、論点のすり替えだ。日本学術会議つぶしに躍起になっているとしか思えない。菅首相への忖度論議はやめてほしい。日本会議と、日本学術会議は違うことを知るべき。」

 f:id:mwenge:20201102175913p:plain国会での菅首相の答弁、聞くに耐えられない。質問に対して、何も答えられない。今井雅人さんの質問は鋭いので、どれに対しても6人の任命拒否したことに答えられない。菅首相はめちゃくちゃ。答弁能力なし。」

 f:id:mwenge:20201102175913p:plain菅首相にとって初めての国会なのに、なんという恥ずかしい答弁しかできないのか。日本学術会議の任命拒否の問題は、官房長官の時代から考えていたという。恐ろしい。権力を握ったとたん、任命拒否の理由を述べず、強権発動をする。堂々巡りの無意味な答弁」

 

なんだか、嫌な気分をツイッターにぶつけてしまう習慣になってきた。何かを誰かにつぶやき、共感を求めている。

 もう一つの関心は、アメリカ大統領選挙トランプ大統領の傲慢と傍若無人さにあきれる。バイデン氏の悪口しかいわない。個人攻撃しかしない。こんな人を大統領に祭り上げるアメリカ人は狂っていると思うが、熱狂的に支持者を増やしているという。

 「報道1930」では、松原耕二さん司会でアメリカ大統領選を報道。ゲストは、中林美恵子さん(早稲田大学教授)、秋田浩之さん(日本経済新聞社 コメンテーター)。アメリカの現場からジャーナリストの村山祐介さんのレポート。中林さんは、若者行動として選挙を真面目に受け取っていないので、選挙に行かないという。すでに期日前投票を済ませた人が9000万人を越え、1億人以上になると予測。当日はどんな風に荒れるかわからないし、小競り合いや衝突も予想され、場合によっては暴徒化するという。

 トランプ大統領支持層は非常にファナティックになっているという。アメリカは根強い白人優越主義があり、人種差別が横行する。それをトランプ大統領は煽るような行動に出ている。さて、よその国とはいえ、野蛮な暴力的行為を許せば、日本もトランプ大統領にならって極右翼の政治が横行することになるだろう。それが怖い。