Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

9月17日 フランス語と向き合う 大阪なおみさんの抗議は

 5年前に日仏会館でフランス語の授業を受けた。2年目のテキストを復讐したが、多くの単語をすっかり忘れていたが、日常語がぎっしり詰まっていた。複合過去、半過去もすでに学んでいた。「あ〜ああ」という感覚。しっかりと頭に入れ直した。語学学習の基本中の基本。

 相変わらずテレビは菅総理の内閣について報道。菅氏をほめちぎり、持ち上げて、期待を撒き散らす。これまでの記者会見で菅氏の横柄な態度、しらばっくれる返答や、東京新聞記者をせせら笑って質問にまともに応えようとしなかった態度を忘れてしまったのか。河井夫妻に1億5千万円を自民党から選挙資金に提供した。それを許したのが安倍首相と菅官房長官だったといわれている。ツイッターFacebookで書いている人がいるが、「聞きたくないことがあれば、テレビを消そう」、「見たくないものがあれば、みないでおこう」と。

 実際にテレビや新聞で流されるニュースは誰のためのものなのか、何のための報道なのか、見失っていることが多い。「見ない」「聞かない」ほうが精神的にはいいと思っている人がいる。ある人は、「田崎史郎氏がテレビ番組に出ていたので、他のチャンネルに変えた。すると橋下徹氏がでていたので、テレビを消した」と書いていた。メディアにうんざりしている人がたくさんいる。

 大阪なおみさんの「黒人差別への抗議」をあれこれ言う人たちがいる。日本のCMのスポンサーが大阪なおみさんに苦言を呈したり、スポンサーを降りるという企業がでている。私はそんな企業の製品を購入することをボイコットしたい。大阪なおみさんがテニス界で優勝したとたんにスポンサーに名乗り出ているが、企業イメージに合わないという理由で降りる。つまり「スポーツに政治を持ち込んだ」と理由付けする。彼女が無名だった10歳の頃から、ヨネックスは彼女を応援してきた。若い選手への夢を応援してきた。だからヨネックスは降りない。だが、大阪なおみが大きな大会で優勝した後から、日本の企業はスポンサーとなった。そして、彼女の抗議を「政治的態度」であるとして、スポーツから切り離そうとする。

 大阪なおみさんが、全米オープンテニスで優勝したときに、インタビュアーが「黒人差別に抗議する」マスクについて質問したとき、彼女は「あなたがどう思うかが問題です」と問い返した。つまり、彼女のとった行動は彼女自身の一人の人間としての権利の問題なのだ。彼女自身が「黒人であることの意味」を問うている。「黒人も人間である」ことを主張しているにすぎない。何百年も何十年もアメリカ社会で、世界で問い続けられてきた問題なのだ。「人種差別」の問題なのだ。それを真正面から受け止められないのが問題なのだ。スポンサーを降りる企業は、人種差別を容認するグループなのだ。

f:id:mwenge:20200917100350j:plain

 昨年の秋にバラの教室で挿木して、成功した一本。ドイル生まれのリーベスツァーバー。綺麗な赤色の花が咲き始めた。本当は蕾の段階でピンチしなければならないが、どんな花を咲かすのか見たかったので、もうしばらく咲かせておこうと思う。

 うちの名無しのバラはこれと同じ種類かもしれないと思い始めた。もう少し咲いてから見比べてみよう。