Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

アフリカ文学会の原稿 バラとどくだみ 少子化対策の財源は?

 第48回アフリカ文学会が24日から27日まで、テネシー州のノックスビルで開催される。当番校はテネシー大学。テネシー州には行ったことはないが、アフリカン・アメリカンの歴史にとっては貴重な場所で、興味深い所。とても親しい友人が隣りのノース・カロナイナ州のシャーロットに住んでいるので、今年のアフリカ文学会に参加するのかと早い段階で聞かれた。私は高齢者なので、不参加だと伝えていた。だが、別の友人からどうしてもパネルに参加してほしいと誘われて、オンライン参加ならOKと言ってしまった。ミシェレ・ムゴの生誕80周年を祝うラウンドテーブルで、ミシェレは、ケニアの女性作家でもあり、いまアメリカの大学で教えている。正式なタイトルは、Roundtable: Mĩcere Gĩthae Mũgo @80: Celebrating Excellence in Renaissance Pan African Thought and Literary Practice across the World, and the Power of Feminist Utucentric Consciousness and Practice  ミシェレ・ムゴの作家活動を知ったのは、1977年で、46年前。アフリカ文学会では何度も出会っている。ミシェレは19年前の2004年に中部大学で開催された第40回アフリカ学会に招待され、基調講演をした。我が家に宿泊もした。明日にせまった発表に向けて、原稿を書きながら、いろんなことが思い出される。38年も前に書いた「ケニア民衆文学のめざすものー『デダン・キマジの裁判』とその周辺」を読み返した。45ページにもおよぶ長いものだったが、非常に生真面目に書いていた。戯曲「デダン・キマジの裁判」は、グギ・ワ・ジオンゴとミシェレ・ムゴの共同執筆で、ミシェレを語るには、この作品を取り上げないわけにいかない。私自身がアフリカ文学研究を続けるきっかけになったからだ。アメリカとの時差が14時間あるので、明日の真夜中にミシェレ・ムゴや共通の友人たちと出会える。楽しみ。

 バラが毎日咲いている。気持ちを明るくしてくれるので、嬉しい。プリンセス・ドゥ・モナコはまだ咲かない。蕾はいくつかついているが。昨年知人から八重のどくだみを一本もらった。どくだみは繁殖がすごいと聞いていたが、枯らさないように鉢で育てた。しっかりと根がつき、花がさいた。一重のどくだみの花も好きだが、八重はなんとかわいいことか。

 少子化対策財源の捻出に政府は苦慮している。莫大な防衛費は、東北復興財源から横取りしようとして、反発をかっている。莫大な防衛費を捻出するには、限りある予算の中から争奪合戦をするか、もしくは国民に負担させる増税になるかだが、どちらにせよ国民の税金からだ。予算の目安もたてずに、政策ありきの「少子化対策」は、口先だけで、岸田政権の人気取りにすぎない。これも社会保険料の中で、分配枠の争奪合戦をさせようとするものにすぎない。医療保険制度を利用して徴収するという案も浮上しいるという。政府が考えている案は、国民に負担させればいいと安易すぎる。