Mwenge Keikoのつれづれ日記

アフリカの人びとや文化の出会いを通して

習字、フランス語学習、詩人片桐ユズルさんのお誕生日会に 岸田政権の「原発政策」転換は?

20日(火)お習字の教室にでかけた。千字文の半分は超えたと思う。「九州禹跡 百郡秦并 (キュウシュウウセキ ヒャクグンシンヘイ)」の後半部を書いた。意味は、「禹(う)が中国を九州に分け、秦が百郡を併合し天下を統一した。」中国で使われている漢字で、日本語とはすこし形が異なる。筆の先の使い方がなかなか難しく、思うように筆が動かない。だからお習字は面白いのかもしれない。

 23日(金)午前中は、フランス文学作品”Pourquoi le ciel est bleu"の読書会。第10章を読んだ。担当分があった。主人公の母親が夫を亡くし、新しい環境のもとで仕事につき、幼子を育てていこうとする状況が語られていた。今後の展開が楽しみ。知らない単語がいっぱいでてくるので、辞書を頼りに少しづつ読み進むしかない。こういう作業を通じて、フランス語が理解できるようになると信じて、コツコツと読んでいる。

 午後からは京都外大のフランス語の授業に。聞き取りと暗唱。3人のグループで暗唱を確認しあう。それぞれが懸命に暗唱する姿は、真剣で真面目そのもの。こうした緊張感がとても刺激的でいい。聞き取りはなかなか難しい。大きな関門だが、慣れるしかない。

 24日(土)午後からは92歳になる詩人の片桐ユズルさんの誕生日パーティにでた。ユズルさんは、1959年から1960年にかけてサンフランス州立大学に留学中にボブ・ディランの全詩集を中山容さんと共訳するなど、60年代、70年代に関西フォーク運動と関わり、詩人として活躍してきた人。90年代にはアレクサンダー・テクニークにもとづく心身技法を広めてきた人。頭ー首ー背中の関係に注目して、呼吸法の改善、発声法などもとりいれて、心と体とを融合させて、心身の健康を取り戻すことをやってこられた。ユズルさんの影響を受けた多くの人たちが集ったクリスマスをかねた「お誕生日」会だった。終始にこやかで穏やかなお姿を拝見しながら、とても嬉しい気持ちになった。久しぶりに多くの人たちと出会ったのも嬉しかった。

 岸田政権は、「原子力発電所」の建て替えを含め、原発政策の転換を測ろうとしている。防衛に関してもそうだが、原発政策の原則を破って、再稼働や廃炉に関してもこれまでの方針を大幅に転換した。国民に問うこともなく、国会で議論することもなく、どんなどことでも、閣議で決められると考えているようだが、国会軽視も甚だしい。「丁寧な説明をして理解をえたい」とは口先だけで、「丁寧な説明」という言葉しか存在しない。「説明」といいながら、中身がなく、まったく説明しない。安倍元首相の「国葬」におよそ12億円も支出したようだ。当初の予算より大幅に増えている。オリンピック、パラリンピックの開催費用もそうだが、なぜ当初の予算通りに行わないのか。なぜ費用が膨大になっても、だれも止めたり、費用を抑えようとはしないのか。どんな企業でも自治体でも、そんなことは許されない。

 朝は寒かった。冬一番の雪。